ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

無人の山中で木が倒れたとき、音はするのか

「無人の山中で木が倒れたとき、音はするのか」

これは、有名な禅問答です。
この問いかけは、古くから哲学や禅の世界で語られてきた、非常に意味深いテーマを持っています。
質問をそのまま受け止めると「音はしない」となりますね。


「音はする」という答え

科学的に考えれば、答えは「音はする」となります。
木が倒れて空気が振動し、音が発生する。
つまり「音はする」です。

「音はしない」という答え

一方で、違う考えもあります。
音は単なる空気の振動でなく、それを「聞く」人がいることで初めて成立するという考えです。
つまり、誰もその音を聞いていなければ、それは単なる「振動」であって「音ではない」という考え方です。

この問いかけが言いたい事は、「音」にあるのではありません。

・ものの価値とは何か
・存在するとはどういったことか
・意味とはどこで生まれるのか

こうした本質的な問いを、私たちに投げかけています。
私たちの生活する社会で、非常に重要な示唆を持つものだと思います。

例えば、
・どんなに正しいことを言っても
・どんなに相手を思っても
・どんなに優しい言葉を使っても

それが相手へ伝わらなければ存在していないのと同じなのです。
なぜなら、言葉は「受け手が感じて初めて成立する」からです。

コミュニケーションは聞き手がいて初めて成立します。
「正しく話している」ではなく「正しく伝わっているか」が大事です。
重要なのは「相手にどう届いているか」です。

無人の山で木が倒れても誰も聞かなければ意味を持たないように、コミュニケーションも「伝わってこそ価値」になります。

AIやDXが進むこれからの時代においても、最後に差がつくのは「コミュニケーション能力」です。

・相手がどう受け止めるか
・どう感じるか
・どう評価するか

つまり「自分の発した言葉に意味と力を生み出す能力」です。
言葉は、誰かに届いたときに初めて価値になります。
ただ「話す」のではなく、「伝わる」コミュニケーションをしていきましょう。

2026/5/20

2026/05/20

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