ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

マネジメント

多くの組織において、「マネジメント」という言葉は「管理すること」という風に捉えられています。

・進捗を確認する
・ルールを守らせる
・ミスを指摘する

これらはもちろん必要な要素ですが、これだけでは組織は強くなりません。
私は、マネジメントとは「社員の成長を促すこと」にあると考えています。

人は、指示や監視によって最低限の行動は取ります。
しかしそこには、主体性や創意工夫といった行動は伴っていません。
結果として、指示待ちになる、責任を持たないといった人を作ってしまいます。

成長を促すマネジメントとは「答えを与えること」ではなく、「考えさせること」「挑戦させること」だと思います。

・なぜその判断をしたのかを問いかける
・失敗を責めず、学びに変えるよう促す
・自分で解決策を考えさせる
・少し背伸びした仕事を任せる

こうした関わりを通じて社員は徐々に自走できるようになっていきます。

会社の成長は、個人の成長の総和です。
本質的に重要なのは、「どれだけ成長した人材がいるか」です。

・難しい案件に挑める人
・顧客に価値を提供できる人
・自ら考え、行動できる人

これらはすべて、日々のマネジメントによってつくられていきます。
マネジメントとは、売上や利益を作ることではなく、人をつくることなのです。

マネジメントを行うマネージャーは、「指示者ではなく、伴走者になる」「評価者ではなく、支援者になる」、この行動が組織を強くしていきます。

マネジメントとは、「人を縛る事」ではなく「人の可能性を引き出す事」です。
一人ひとりの成長がチームの力になり、そして会社の競争力になります。

私は、単に仕事を回す組織ではなく、人が成長し続ける会社を作りたい。
このために、これからも成長をつくるマネジメントにこだわりを持って経営を行います。

2026/6/27

 

2026/06/27

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答えを言わない

コンサルタントという仕事をしていると、「何か良いアドバイスをください」と言われる場面が多くあります。
しかし、コンサルタントは簡単にアドバイスしてはいけないし、意見すら言わないという立ち位置があることも知っておかないといけません。
それは、私たちの仕事で出てくる問いに対する答えは、外から与えるよりも現場や当事者の中から出てくるという形にすることが望ましいからです。

コンサルタントとして仕事を始めた当初は、自分の知識や経験をもとにすぐに「こうすべきです」と言いたくなります。
しかし、その一言で相手の思考を止めてしまいます。
相手がまだ自分のやりたいことを整理できていない状態、本音を言い切れていない状態で「答え」を渡してしまうと、問題の表面だけをなぞることになり、問題の本質が隠れたまま場当たり的な対処解となってしまうことがあります。

本当に価値があるのは、答えを言うことではなく、相手の課題の本質が分かるまで何度も話してもらうことです。

・なぜそう思うのか
・何に引っかかっているのか
・本当は何をやりたいのか
・何を恐れているの
ここまで話して初めて「課題の本質」が見えてきます。

そしてここまで深く話してもらうと、相手自身が自分で答えにたどり着くこともあります。
その時の納得感は、他人から言われたアドバイスよりも強く気持ちに残り、腹落ちした理解となり、その後の実行力や持続力が異なってきます。

コンサルの役割は何か。
それは答えを出す人ではなく、答えが生まれる場、相手が自分自身で気づく場を作る人です。
・遮らずに聞く
・安易に評価しない
・早くまとめようとしない
・沈黙を恐れない
このテクニックがコンサルタントに必要な能力です。

これは社内でも同じです。
上司がすぐに結論を言う組織は成長が止まります。
逆に、上司が部下の話を引き出す組織は、人が育ち、チームが強くなります。

ECHは「教える組織」ではなく、「考えることを通じて成長する組織」にしていきたいと考えています。
そのためには、まず私自身が「簡単に答えを言わない経営者」でいたいと思います。

2026/6/24

2026/06/24

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どんな仕事にも120%でやる

最近、社会人1年生になった人と話す機会があり、仕事の相談を受けることがあったのでブログにその事を書いてみます。

社会人になり仕事に向き合った時に、「この仕事はここまででいいだろう」という思いで仕事をすることがあるそうです。
学生時代の勉強も、6割取れば単位が取れる、80点取れば資格試験に合格といった目標でやってきた習慣がそうさせるのかもしれません。

ただ、社会人が仕事に向かう時、そう思った瞬間に成長は止まります。

私はこれまで多くの現場で、色々な人を見てきましたが、成長している人には共通点があります。
それは、どんな仕事でも「120%でやる」という姿勢です。

100%は「求められていることをきっちりやる」状態です。
しかし120%とは、その先です。

・もう一歩踏み込んで考える
・相手が気づいていない価値を提供する
・期待を少し超えて返す

この積み重ねが、社会人としての仕事の能力を引き上げていきます。

80%や90%で仕事をしていても、その場は何となく回るかもしれませんが力は積み上がりません。
むしろ「中途半端な仕事しかできない」という自分を作ってしまいます。

仕事の大きさや難しさに関係なく、小さなタスクでも、資料1枚でも、メール1通でも、そこで120%をやり切るかどうかがその人の成長を決めます。

また、もう一つ大事なことがあります。
「120%でやる人は、周りから信頼される」ということです。

「あの人に任せれば、必ず期待以上で返ってくる」

そう思われるようになると、チャンスが集まります。
仕事は、人が運んでくるものだからです。
私は経営者として、この「120%を出し切る文化」を大切にしたいと思っています。

誰かに言われてやるのではなく、自分で仕事の基準を上げていく。
その積み重ねが、個人の市場価値を高め、会社の力となります。

ぜひ一つひとつの仕事に、「あと20%できることはないか?」と自分に問いかけてみてください。
成長は、特別な場ではなく、日々の仕事の中にあります。

2026/6/10

2026/06/10

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上、三年にして下を知り、下、三日にして上を知る

今回は、実業家 伊藤忠商事会長であった瀬島龍三氏の言葉、「上、三年にして下を知り、下、三日にして上を知る」を紹介します。
この言葉は、上司が部下の能力や性格を理解するには三年かかるが、部下が上司の器や人間性を見抜くのは三日あれば足りるという意味です。

上に立つ人にとって常に忘れてはいけない格言です。
上に立つ人は、多くの部下を理解するのに時間がかかる一方で、部下は、上司の人間性や能力をわずか数日で見抜いてしまうということを言っています。
私自身、この言葉を強く意識するようになったのは、会社の規模が大きくなり「組織」になったと感じた頃からです。

人は、言葉ではなく“振る舞い”を見ています。
社員は、リーダーの日々の一つ一つの判断、態度、言葉、そして「危うさ」すら見ています。

・都合のいい時だけ理念を語っていないか
・厳しい場面で逃げていないか
・言っていることと、やっていることは一致しているか

こうした事をはっきりと見ています。

組織の上に立つと直接注意してくれる人が減ってきます。
気をつけないと、自分の行動が危ういものになったりします。
経営とは「見透かされている」中で行うもので、この言葉を突き詰めるとリーダーが取るべき行動はシンプルです。

・ごまかしは通用しない
・一貫性がない経営は続かない
・本気でやっているかどうかは必ず伝わる

本気の努力、誠実、覚悟を持って経営を行っているかは必ず組織に伝わります。
リーダーとしての経営者は、「どう見えているか」にはいつも気をつけて行動しなくてはいけません。

・挑戦する文化をつくりたいなら、自分が挑戦する
・厳しい環境にしたいなら、自分が一番厳しくある
・プロフェッショナルな組織にしたいなら、自分がプロである

言葉ではなく、行動で示す。
それしか、組織には伝わらないと考えています。

「上、三年にして下を知り、下、三日にして上を知る」
この言葉は、上に立つ人への戒めであり、同時に行動の指針でもあります。
社員は、しっかり見ている。
だからこそ、誠実であればその誠実さもきちんと伝わります。
私自身、経営者として「三日で見抜かれても恥ずかしくない経営」を行いたいと思います。
ECHを言葉ではなく、行動で信頼される組織にしていきたいと考えています。

2026/6/4

 

2026/06/04

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