ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
変革
― 衆知で、変わり続ける会社へ ―
最近、高野正行さんの著書、「いい経営者は「いい経営」ができるのか」を読みました。
その中で、改めて「いい経営」ということについて考えさせられました。
この本の中に、「いい経営とは、変革が持続する状態をつくること」と書かれています。
一度に大きく変えることが「いい経営」ではなく、大局を見据え、考え、変革し続けること。
これが、本当の「いい経営」だと書かれています。
変革は、危機が訪れてから行うものでなく、普段から課題に向き合い対応していく、大事なのは平時の変革だと改めて思いました。
平時に将来を見据えて舵を切れるかどうか。
それが経営者に求められる役割なのだと思います。
ただ、変革は経営者一人ではできません。
松下幸之助さんは、経営において最も大切なものとして「衆知」を挙げています。
一人の知恵には限界がある。
多くの人の知恵を集め、活かすことで、企業は正しい判断ができ成長し続けられる。
この考え方は、高野正行さんが説く「変革の主役を、経営者から組織へ移していく」という思想とも重なります。
最初は、経営者が方向を示す必要があります。
しかし、いつまでも経営者だけが考え決めていては、変革は持続しません。
大切なのは、社員一人ひとりが自分で考え、判断し、動ける状態をつくること。
衆知が活かされ、組織そのものが変わり続けられるようになること。
それが「いい経営」なのだと思います。
ECHが目指しているのも、誰か一人が引っ張り続ける会社ではありません。
人が育ち、衆知が活かされ、組織として変わり続けられる会社。
派手な改革ではなく、静かに、着実に進む変革。
これからもECHは、変化が持続する状態をつくるための「いい経営」を行っていきます。
2026/4/22
2026/04/22
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月光の響
先週末、栃木県にある藤城清治美術館を訪れました。
日々忙しく仕事に向き合う中で、ふとある言葉を思い出したことが、この美術館へ足を運んだきっかけです。
「経営は、科学とアートである」
経営者として日々さまざまな判断に向き合う中で、いまの自分に何が必要なのかを常に考えています。
多くの経営者と出会い、書籍を読み、経験を重ねる中で、「経営は科学とアートである」という考えは、私の中で確信に変わりました。
データや論理に基づく「科学」と、直感や感性に基づく「アート」。
この二つのバランスこそが、経営者に求められる重要な資質だと感じています。
その中でも「アート」を育むためには、美術に触れ、感じ、考える時間が必要だと考え、藤城清治美術館を訪れることにしました。
藤城清治美術館
https://fujishiro-seiji-museum.jp/
アートには正解がありません。
その点で、経営ととてもよく似ていると感じます。
人それぞれ異なる解釈があり、その違いを理解する力。
対象を注意深く観察する力。
論理だけでは伝えきれない感情を受け取る力。
そして、無から有を生み出す力。
アートには、経営に通じる多くの学びがあります。
美術館の敷地には広い庭があり、そこに点在するオブジェや、教会に設えられたステンドグラス、美術館内に並ぶ多くの作品は、どれも強く感性に訴えかけてくるものでした。
その中で、特に心を惹かれた作品が「月光の響」です。
月光の響
https://seijifujishiro-lavie-shop.myshopify.com/products/%E6%9C%88%E5%85%89%E3%81%AE%E9%9F%BF
背景には広がりのある世界が描かれ、小さな形が集まって一本の大きな木を形づくっています。
そこに差し込む強い光。その光の下で、一人の少年が懸命にチェロを奏でています。
静かな中にも、少年の内側から湧き出る力強さを感じさせる絵でした。
この作品を前にしていると、自分の中にもまだ湧き出てくる力があるのだと、不思議と勇気をもらえます。
広い世界の中で、懸命に一つのことに打ち込むことの尊さ。
その姿勢の美しさを、この「月光の響」は改めて教えてくれました。
2026/4/16
2026/04/16
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文字で心を洗い、心のノミで顔を彫る
文字で心を洗い、心のノミで顔を彫る
今回は、作家 小島直紀さんの「文字で心を洗い、心のノミで顔を掘る」という言葉を紹介します。
少しわかりにくい言葉だと思います。
私も最初にこの言葉に出会った時は「何を言っているのだろう」と思いました。
意味を知りたくて色々と調べていると、先人たちの知恵や知識を身につけて、その知恵や知識を自分という人間形成に活かしていく事と言ってました。
忙しい毎日の中で仕事に追われていると、知らないうちに心が疲れたり考える余裕がなくなったりします。
そんなときに役立つのが、本を読むことです。
本を読むことはただ知識を増やすだけではなく、自分の頭の中で読んだ内容を改めて考え、「いま自分は何を考えているのか」、また「今はどういった気持なのか」を改めて見つめなおすことができます。
これが「文字で心を洗う」ということです。
若いうちは経験も少なく、分からないことだらけです。
だからこそ、本を読むことには大きな意味があります。
本は、先に社会を生きた人たちの失敗や悩み、考え方を短い時間で学ばせてくれます。
自分がまだ経験していない世界の疑似体験ができるので、「ああ、こう考えればいいのか」「こういう見方もあるんだ」と、新たに気づかせてくれます。
これは仕事をするときの安心感にもつながります。
また、本を読むことで自然と身についてくるのが「考える力」と「言葉の力」です。
仕事では、分かっているつもりでもうまく説明できない場面がよくあります。
本を読み続けていると、自分の気持ちや考えを言葉にする力が備わってきます。
質問をするときや説明をするとき、相談をするときに、その差は必ず出てきます。
技術やスキルと同じように、言葉は私たちの仕事に大切な道具です。
心を洗ったあとは、「心のノミ」で自分を掘っていく番です。
自分なりに得た知識、学んだことを実際の仕事で少しずつ試してみると、すぐにうまくはいかないかもしれませんが、失敗して「なぜうまくいかなかったんだろう」と考えるときに、積み重ねた知識が役立ちます。
この積み重ねが、数年後の自分の強さになります。
ECHという会社も、皆さん一人ひとりの成長によって形づくられています。
最初から立派な顔をしている人も会社もありません。
学び、悩み、考え、行動する中で、少しずつその人、会社らしい「顔」ができていきます。
本を読んで心を整え、日々の仕事で自分を磨いていく。
その繰り返しが、将来の自分を助けてくれます。
私は、その積み重ねが必ず自分の力になると信じています。
2026/4/8
2026/04/08
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