ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

月光の響

先週末、栃木県にある藤城清治美術館を訪れました。

日々忙しく仕事に向き合う中で、ふとある言葉を思い出したことが、この美術館へ足を運んだきっかけです。

「経営は、科学とアートである」

経営者として日々さまざまな判断に向き合う中で、いまの自分に何が必要なのかを常に考えています。
多くの経営者と出会い、書籍を読み、経験を重ねる中で、「経営は科学とアートである」という考えは、私の中で確信に変わりました。

データや論理に基づく「科学」と、直感や感性に基づく「アート」。
この二つのバランスこそが、経営者に求められる重要な資質だと感じています。
その中でも「アート」を育むためには、美術に触れ、感じ、考える時間が必要だと考え、藤城清治美術館を訪れることにしました。

藤城清治美術館
https://fujishiro-seiji-museum.jp/

アートには正解がありません。
その点で、経営ととてもよく似ていると感じます。
人それぞれ異なる解釈があり、その違いを理解する力。
対象を注意深く観察する力。
論理だけでは伝えきれない感情を受け取る力。
そして、無から有を生み出す力。
アートには、経営に通じる多くの学びがあります。

美術館の敷地には広い庭があり、そこに点在するオブジェや、教会に設えられたステンドグラス、美術館内に並ぶ多くの作品は、どれも強く感性に訴えかけてくるものでした。
その中で、特に心を惹かれた作品が「月光の響」です。

月光の響
https://seijifujishiro-lavie-shop.myshopify.com/products/%E6%9C%88%E5%85%89%E3%81%AE%E9%9F%BF

背景には広がりのある世界が描かれ、小さな形が集まって一本の大きな木を形づくっています。
そこに差し込む強い光。その光の下で、一人の少年が懸命にチェロを奏でています。
静かな中にも、少年の内側から湧き出る力強さを感じさせる絵でした。
この作品を前にしていると、自分の中にもまだ湧き出てくる力があるのだと、不思議と勇気をもらえます。

広い世界の中で、懸命に一つのことに打ち込むことの尊さ。
その姿勢の美しさを、この「月光の響」は改めて教えてくれました。

2026/4/16

 

2026/04/16

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