ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

苦労と生きがい

私が愛読している本に「リーダーになる人に知っておいて欲しい事 松下幸之助著」があります。
その中に、仕事がきついなと思ったときに元気づけられた言葉があったので紹介します。
松下幸之助さんが何もないところから20万人の会社を作るまでの中で得た様々な経験を記してくれています。


「苦労と生きがい」

何もかも自分の思うとおりになるなどと考えないこと。
辛抱、苦労があって当然と割り切ってやる。
いずれその苦労は、生きがいとなる。

ぼくも、個人的にはつまらんなあ、面倒やなあと思うこともたくさんあるが、それが今の自分の立場やな、自分が立っている立場では、そこに生きがいを感じなければいけないなと、そう思って、辛抱してやっている。

だから皆さんも、何もかも自分の思うとおりにはできない。
まあ半分できたらいいほうで、半分は辛抱しないといけない。何もかも満足してやれるということはあり得ないわけや。
欲しいものを買えば必ずお金を払わなければいけないのと同じやな。
ものを買ったら金を払う。要するに何か代償を出さなければいけない。
何か自分で辛抱しなければいけないことがある。
お金を出すのがいやだったら、頭を十ぺん下げる。そんなことはいやだと、お金も出さない、頭も下げないというのでは、成功しない。

そうゆうことをピシッと割り切ってやるくらいの腹がないとあかんのや。
苦労と言えば苦労やけれども、その苦労が苦労にならないように、苦労が生きがいと感じられるようにならんとあかんな。

相撲取りでも、勝負はわずか三十秒か一分である。
しかし、それだけの勝負をするのに、陰でどれほどけいこしているかわからない。
毎日、もうへとへとになるまでやっている。そうでなかったら、一番一番勝てない。
それはもう非常に辛抱しているわけや。耐えられないほどの苦悩を耐えてきて、それで三十秒の勝負を決している。

けいこをしているあいだ、ぶつけられたり転がったり、けがしたりしてやっているけれど、それを生きがいと感じている。
だから耐えられるわけや。
それを生きがいと感じない人はあかん。
これが自分の生きがいだと感じられない人は辛抱できないな。

2025/9/26

2025/09/26

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