ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
答えを言わない
コンサルタントという仕事をしていると、「何か良いアドバイスをください」と言われる場面が多くあります。
しかし、コンサルタントは簡単にアドバイスしてはいけないし、意見すら言わないという立ち位置があることも知っておかないといけません。
それは、私たちの仕事で出てくる問いに対する答えは、外から与えるよりも現場や当事者の中から出てくるという形にすることが望ましいからです。
コンサルタントとして仕事を始めた当初は、自分の知識や経験をもとにすぐに「こうすべきです」と言いたくなります。
しかし、その一言で相手の思考を止めてしまいます。
相手がまだ自分のやりたいことを整理できていない状態、本音を言い切れていない状態で「答え」を渡してしまうと、問題の表面だけをなぞることになり、問題の本質が隠れたまま場当たり的な対処解となってしまうことがあります。
本当に価値があるのは、答えを言うことではなく、相手の課題の本質が分かるまで何度も話してもらうことです。
・なぜそう思うのか
・何に引っかかっているのか
・本当は何をやりたいのか
・何を恐れているの
ここまで話して初めて「課題の本質」が見えてきます。
そしてここまで深く話してもらうと、相手自身が自分で答えにたどり着くこともあります。
その時の納得感は、他人から言われたアドバイスよりも強く気持ちに残り、腹落ちした理解となり、その後の実行力や持続力が異なってきます。
コンサルの役割は何か。
それは答えを出す人ではなく、答えが生まれる場、相手が自分自身で気づく場を作る人です。
・遮らずに聞く
・安易に評価しない
・早くまとめようとしない
・沈黙を恐れない
このテクニックがコンサルタントに必要な能力です。
これは社内でも同じです。
上司がすぐに結論を言う組織は成長が止まります。
逆に、上司が部下の話を引き出す組織は、人が育ち、チームが強くなります。
ECHは「教える組織」ではなく、「考えることを通じて成長する組織」にしていきたいと考えています。
そのためには、まず私自身が「簡単に答えを言わない経営者」でいたいと思います。
2026/6/24
2026/06/24
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