ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

気遣い

今回は「気遣い」について書いてみます。

先日地下鉄に乗っていたら、前の座席に座っている女性が、履いているスリッパを抜いて素足を足を組んだ形で前へ出していました。

地下鉄で履いているものを脱ぐことに社会で決まったルールはありません。

また、他者の身体を傷つけるといったことでもありません。

この行為はどう受け取られるでしょう。

このような事は社会生活を営んでいるとよくあります。

地下鉄や駅構内で床に座り込んで携帯電話を見ている人。

狭い歩道の幅いっぱいに広がっておしゃべりに夢中になって歩いている人。

ゴミ箱がいっぱいになっているところに更に上からごみを入れる人。

逆に、エレベーターで降りるときに、閉まるボタンをそっと押しながら降りる人。

居酒屋で、散らばってしまった履物をそろえている人。

床にゴミがあると、通りすがりに拾う人。

銀行のATMで自分の操作が終わった後、後ろに並んでいる人へちょっと頭を下げる人。

この人たちは皆自分の習慣で特に何かを意識すること無く行っている行動だと思います。

この違いに内在されていることは何でしょう。

他者への気遣いです。

他者にも気持ちよく過ごしてもらいたいという気持ちが、普段の行動に出てきます。

人から気遣いされることの心地よさが分かっている人だからだと思います。

さりげない気遣い、この行為は「仕事ができる」や「学歴が高い」といったこととは異なる、人としてのすばらしさです。

周りの人が心地よい、幸せな気分になってもらうことで、自分の幸せを感じる人です。

私たちの会社も、互いが幸せな気持ちで社会生活が送れるよう普段から他者への気遣いを忘れずにいたいと思います。

2024/08/02

0件のコメント

マシュマロチャレンジ

今回はマシュマロチャレンジについて書いてみます。

マシュマロチャレンジとは、それぞれがチームに分かれて競い合うゲームです。

各チームには、スパゲッティの乾麺20本と90センチのひも、粘着テープ、マシュマロが1つ配られます。

そして18分間で、頂上にマシュマロを乗せた塔をできるだけ高く作り上げます。

このゲームはリーダーシップ開発のワークショップに有用なものとして使われています。

このゲームを、MBA学生、弁護士、幼稚園児などで競った結果、MBA学生より幼稚園児の方が高い塔を作ったという結果が出ました。

その理由を見てみましょう。

部屋に集まったMBA学生たちは、まず最初の数分間でチーム内での支配権を得ようとします。

やがて誰かがリーダーとなり、次の数分間は作戦会議に当てます。

そして残り時間が8分をきる頃、塔の作成が始まります。

残り1分というところで、きれいに建てられた塔の頂上に誰かがマシュマロを置き……そして崩れてしまいます。

学生たちは未経験な事に出会った時に、今までの学んだことからチームを築きやり方の検討を始めます。

そして、やり始めたときにはトライアンドエラーを行う時間が無くなります。

MBAの学生たちがぱっとしない一方、幼稚園児たちの成績はそれ以上です。

子どもたちは躊躇せず、ただ試しています。

何かうまくいかなければ、また別のことを試します。

チームが混乱状態に陥ることも時にはありますが、トライアンドエラーから子どもたちの成果には目を見張るものがあります。

このデータから得られる教訓は何でしょう。

私たちは皆、創造性と好奇心を生まれつき持ち合わせています。

しかし多くは、学校教育を受けるにしたがって、または会社組織で上へと進む過程で、規則的にそれらを忘れていく――こう結論づけざるをえない結果です。

これらの事実が示唆することは何か。

生まれつきの創造性や好奇心は忘れてはいけない大事なものであるということです。

自分の中にいる幼稚園児を呼び覚ますには、禅の達人が言うところの「初心」に帰るという方法があります。

つまり、自分が答えを知らず、答えを見つけるスキルも持っていない状況に身を置きます。

仕事であれば、新たな仕事にチャレンジするなどです。

色々な場面で直面する困難や不確実性は、今後減るどころかますます多くなると思います。

それに備える最善の方法は、普段から新しく混沌としたことに身を投じ、挑戦に結びつく機会を逃さないことです。

そうすれば結果がどうであれ、幼稚園児より高いマシュマロの塔を建てる助けにはなるでしょう。

2024/07/30

0件のコメント

素直に生きる

今回は松下幸之助さんが書かれた「道をひらく」にあった「素直に生きる」を紹介します。

素直さは

人を強く正しく聡明にする。

逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。

おたがいに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。

(松下幸之助著『道をひらく』より)

松下幸之助さんは、人が成長するには素直さが必要であると言っています。

人から何か教えていただいたり、指摘などをされたときに、言い訳などをするのではなく、まずは自分の中に受け入れてしっかりとそのことを考えることが必要と言われています。

人はそれぞれ自分が正しいと思い普段の行動をしています。

私達は一人では生きていくことはできず、必ず人との関係性の中で生活をしています。

それぞれ育ってきた環境が異なる中で、お互いのあたりまえと思っていることが異なることがあります。

その時に、人からのアドバイスを自分の方が正しいと思い聞き入れないというのは自分の成長にとってもったいない事です。

まずは人からのアドバイスはそのまま受け入れて、その中で自分にとってどのようにそのアドバイスが活かせるかを考えていくことが必要です。

自分の考えとは異なる考えが聞けるという事は自分を成長させるチャンスです。

人からのアドバイスは、感謝の気持ちを持って受け入れることができるよう、人としての器を大きく持っておきたいです。

2024/07/21

0件のコメント

長生き呼吸法

雑誌PHPの8月号に「長生き呼吸法」の記事が載っていましたので紹介します。

長生き呼吸法は、呼吸で自律神経を整えると同時に腸をマッサージする一石二鳥の呼吸法です。

1日1回、1分間行うことで効果があるそうです。

1,姿勢を整える

 脚を肩幅に開き、肩の力を抜いて真っすぐに立つ。

 肋骨(ろっこつ)の下あたりをつかむように両手をお腹の横に置く。

2,6秒吐く

 状態をまっすぐ前に倒しながら、ゆっくり口から息を吐く。

 息を吐きながら、両手で脇腹の肉をおへそにグーッと集めるようにして、腸に刺激を与える。

3,3秒吸う

 背中を反らしながら、ゆっくり鼻から息を吸う。息を吸い込みながら、脇腹にあてた両手は「2」の状態からゆっくりゆるめていく。

その時のポイントです。

・「吸う」より「吐く」時間を長くする。

・意識的にしっかり呼吸する。

効果は、自律神経のバランスが整って血流がよくなり、腸の動きが活発になると、相乗効果でさまざまな不調が改善されます。

・肩こり

 血中の老廃物が流され、肩こりの症状が軽減されます。

・生活習慣病

 高血圧や糖尿病などの生活習慣病の改善につながります。

・うつ

 自律神経を整えて腸内環境を良好に保つことで、うつ病を改善する効果が期待できます。

・腰痛

 体幹が安定するので、腰にかかっていた負担が軽減されます。

・冷え性、むくみ

 体内で作られた熱が末梢の血管まで届き、血液が余分な水分や老廃物を回収するのでむくみも解消。

・肥満

 酸素を効率的に取り込んでカロリーの燃焼を促進。ダイエット効果が期待できます。

2024/07/12

0件のコメント

業界を変える思い

今回は私が会社の理念に上げている「人を育て社会に貢献する」が今の自社の業務にどの様につながるかを書いてみます。

私たちのいるSAP ERP業界は少し変わった業界です。

仕事をするために必要な知識はかなり多いのですが、書店に行っても技術図書は無く、インターネット上にもなかなか技術情報がありません。

その結果、実業務に沿って体系立てた教育教材が無いため、なかなか技術者が育たない業界です。

現状の技術者が育つ道筋は、少しの技術教育を受けた後、開発者としての業務に就きそのまま長期に渡り同じ仕事を続けていきます。

その期間で業務コンサルタントになるためのチャンスや道筋が見つかるかというとなかなか難しい状況の中、運良くチャンスに恵まれた一部の人が、独力で知識を身につけて業務コンサルタントになっているという状況です。

大手企業で業務コンサルタントとして仕事をしていても、やはりOJTがメインとなり体系立てた知識を身につけるのが難しい状況です。

こういったことから、私たちがいる業界は使える知識を持った業務コンサルタントが少なく、多くのシステム導入プロジェクトでトラブルが起こっています。

これらは参加している業務コンサルタントの知識不足から来ていることも多く、またお客様側、導入する業務コンサルタント側が共にERP導入におけるプロジェクト実施の知識・経験が無いことも大きく影響しています。

私が以前仕事として行っていたネットワークエンジニアや学校の教師と言う職業は、どれも仕事に入った段階で「分からない」と言うことは無くて当たり前の世界でした。

ネットワークで分からないことがあると通信自体が動かず業務が全て停止したり、教師として教えていることに分からないことがあると、受講している側からクレームがきます。

そういったシビアで厳しい世界であるからこそ、事前の知識習得はかなり深くまで行いました。

「分からない」ということは許されない世界でした。

私がSAP ERP業界に入ってすぐに感じたことは「分からない」が許される特異な業界であるという驚きでした。

その環境の中で、お客様も業務コンサルタントも共に苦労しながらシステム導入を行っています。

私はこの状況を変えたい、変えることができると確信し今の会社を興しました。

しっかりとした教育を行い、SAP ERP業界で働く業務コンサルタントのスキルレベルの向上を図ることが目的です。

「人を育て社会に貢献する」という理念は、私たちがいる業界でしっかりとした業務コンサルタントを育て、トラブルのない、お客様にとって真に役立つ業務システムを構築することを表しています。

日々の業務にあたるときはこの理念に使命感を持ち進んでいきます。

必ずこの業界で働く人のスキルレベルを上げ、お客様にとって役立つERRシステムを構築します。

2024/07/04

0件のコメント

企業理念の大切さ

世の中多くの会社があります。

日々会社ができて、そして多くが数年しないうちに無くなっていきます。

無くならない会社に共通している事は「社会の公器」となっていることです。

会社は利益を上げないといけません。

なぜ利益を上げないといけないか、それは「社員が給与を得るため」、これは当然大きな目的です。

でも忘れてはいけないのは税金という制度です。

日々私たちが塗装されている道を歩ける、社会的弱者と言われる人たちが普通に生活していける、事故や病気で健常者と同じような行動ができなかった人が普通に生活していける、どれも税金という制度があるから実現できています。

会社が利益を上げることは社会の公器としてやるべき大事な事です。

公器となって社会を支えます。

ただ、利益だけを追いかけても会社は存続できません。

利益を得るためにはお客様からお金を頂かないといけません。

お金をいただくためには、お客様が必要とするもの、社会が必要とするものを会社が提供できないと会社は淘汰されます。

私たちが社会に提供できるものは何かと考えたとき、そこに企業理念があります。

「人を育て社会に貢献する」

この行動が社会から必要とされるための私たちの大事な使命です。

普段仕事をしていると目の前の細事にどうしても追われてしまい、私たちが持つ使命を忘れがちになります。

忙しいから、あれがないから、これが無いからと、できない理由は多々あります。

しかし、社歴が50年、100年という企業はその時々の苦難を超えて変化を繰り返しながら生き続けています。

私たちの会社も社会の公器として、いつも社会から必要とされ感謝されるように、細事に踊らされず使命を日々忘れずに行動したいと思います。

2024/06/27

0件のコメント

幸せホルモンでストレス解消

先日NHKで「今日の健康」を見ていたら、「幸せホルモンでストレス解消」という番組が流れていました。

心身の健康のためにもストレスは上手に解消することが大事ですが、そんなときに有効なのが「幸せホルモン」です。

主に、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、ドーパミン、の4つがあります。 

4種類の幸せホルモン

・セロトニン:不安やストレスを和らげる

・オキシトシン:愛情をつかさどる

・エンドルフィン:気分を高揚させる

・ドーパミン:やる気を引き出す

不安やストレスを和らげる「セロトニン」

セロトニンは、精神を安定させる物質でドーパミンやノルアドレナリンといった神経物質をコントロールします。

のんびり日光浴しているような、ほのぼのと落ち着いた気分になるというイメージです。

イライラするときなどは、セロトニンの分泌を増やし心身をリラックスさせます。

セロトニンの分泌が乱れると、不安やうつ、攻撃性につながる恐れがあるそうです。

セロトニンの95%は腸で生成されており、腸の調子を整えればストレスや不快感を軽減できるそうです。

セロトニンは下記の食品に多く含まれています。

大豆、牛乳、豚ロース、マグロ、カツオ、バナナ、ハチミツ

愛情をつかさどる「オキシトシン」

オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれる物質です。

他者への愛情や信頼感を醸成したり、心に安らぎをもたらすという愛情に関連したさまざまな効果があります。

親しい人と触れ合ったり、かわいい動物を見たりしたときの「癒やされる~」という感覚がオキシトシンの効果です。

ストレスがたまっているときはオキシトシンの分泌で心を癒やしましょう。

以下がオキシトシンを出す方法です。

親しい人とおしゃべりする、誰かと一緒に食事をとる、好きな絵や花を飾る、お店でのマッサージやエステ、ペットとの触れ合い

高揚・鎮痛作用のある「エンドルフィン」

「脳内モルヒネ」の異名で知られるエンドルフィンには、気分を高揚させたり痛みを鎮めたりする効果があります。

エンドルフィンは、苦痛を感じたときに鎮静剤として分泌されたり、「気持ちいい」「楽しい」と感じたときに分泌されたりします。

また、エンドルフィンが分泌されれば、脳が集中力を高めるドーパミンを出しやすくなります。

以下がエンドルフィンを出す方法です。

有酸素運動、サウナ、好きなものを好きなだけ食べる、植物の育成

やる気を引き出す「ドーパミン」

ドーパミンは脳の「報酬系」に深く関わり、欲求や快感をつかさどっています。

ドーパミンは深く集中し、周囲が見えなくなるようなフロー状態を引き起こします。

仕事や勉強の生産性を維持・向上させるうえで、とても重要な「幸せホルモン」なのです。

ドーパミンを出す手段としては、運動や音楽鑑賞が有効です。

また、ドーパミンは下記の食品に多く含まれています。

クロマグロ、豚ロース赤身、凍り豆腐(高野豆腐)

ストレスの上手な解消方法を知りましょう。

2024/06/20

0件のコメント

夏の冷え

私たち社会人は健康管理も大事な仕事です。

今回は雑誌PHPに載っていた「夏の冷え」について書いてみます。

人の体は自律神経のバランスによって、血圧や体温が一定に保たれています。

夏の暑い時期、エアコンや扇風機の風などによる冷えによって自律神経が乱れ不調の原因になることもあります。

心がけたい夏の冷え対策には下記があります。

「エアコンで室温を一定に保つ」

熱中症を防ぐためにもエアコンは適切に使用すべきですが、冷やしすぎはよくありません。

急激な温度変化が体へのストレスとなります。

室温は26~28℃を目安にしましょう。

「温度調整のしやすい服装を」

一般的に女性は男性より筋肉量が少なく、熱の生産量も少ないためエアコンの効いた場所では冷えやすくなります。

カーディガンやストールなど、冷えを感じた際に羽織るものを準備しておきましょう。

「消化に良い食事をとる」

夏は気分が開放的になり、つい飲みすぎたり食べ過ぎたりします。

暴飲暴食が体調を崩すきっかけになることもあります。

食事は消化の良いものを中心に、お酒はほろ酔い程度にしておけば、自律神経の安定にプラスとなります。

「ぬるめのお風呂で入浴」

夏はシャワーだけで済ませる人がいますが、37~39℃のぬるめのお風呂にゆっくりつかるのがお勧めです。

リラックス効果があり、睡眠の改善にもつながります。

「夏こそしっかり睡眠を」

日が長い夏は夜ふかしをしがちですが、睡眠時間をしっかりととりましょう。

睡眠の質を保つためにも、エアコンは夜通しつけておくのがベターです。

2024/06/12

0件のコメント

教会のレンガ積み

週末に必ず本を1冊読むという事を続けているのですが、仕事に対する姿勢の話題で良く出てくるものに「教会のレンガ積み」の話があります。

今回はこの話を紹介します。

ある旅人が町を歩いていると、暑い中重いレンガを汗を流しながら運んでいる三人の職人に出会いました。

そこで旅人がそのレンガ職人に「何をしているのですか?」と尋ねました。

一人目の職人は、

「親方の命令でレンガを運んでいるんだよ。暑くて大変でもう嫌になるよ。」

と答えたそうです。

二人目の職人は、

「レンガを積んで壁を作ってるんだよ。この仕事は金がいいから暑いけど我慢してやってるんだ。」

と答えました。

三人目の職人は、

「歴史に残る大聖堂を作っているんだ。この後何年もその大聖堂を多くの人が見て祈りをささげる場所なんだ。この仕事に誇りを持ってるんだ。」

と答えました。

三人の職人がやっている仕事は同じ仕事です。

そして支払われる賃金も同じです。

でも、その三人の気持ちは大きく違います。

・命令されたからやっている

・お金がいいからやっている

・自分の仕事に使命感を持ってやっている

それぞれ仕事に対する目的意識が違います。

一人目の職人は言われたからやっているので、目の前のレンガだけを見てただ運ぶということを繰り返しています。

仕事を作業としかとらえていません。

二人目の職人はお金のために仕方なく働いてるので、目の前の壁をだけを見てただ作るという作業を繰り返しています。

仕事をお金を稼ぐための手段としかとらえていません。

三人目の職人は仕事に誇りを持って働いています。

大聖堂ができたときには町中の人が笑顔になることを思い描きながら、仕事に対して使命感を持ってやっています。

私たちは日々の仕事に追われると目の前のことに気持ちが奪われ、自分が行っている仕事の本当の意味を忘れてしまうことがあります。

私たちが行っている仕事は、何千人と働いている企業が、世界を相手とした競争の中で勝ち抜くための手助けをしています。

効率的な在庫管理、出荷、生産、精緻な経営指標の作成など、どれをとってもこの競争の激しい社会ではなくてはいけないものです。

この仕事に携わっている私たちは、お客様となるERPユーザが「このシステムを使ってよかった」と思えるように使命感を持って仕事に携わることを忘れてはいけないと思います。

2024/06/06

0件のコメント

理念を支える企業文化

今回は今年度の事業計画で発表した「理念を支える企業文化」について書いてみます。

「理念を支える企業文化」は企業理念「人を育て社会に貢献する」を日々行う中で会社の雰囲気・文化として育成していくものです。

事業計画で発表した「理念を支える企業文化」は以下の5つです。

1、社員一人一人が成長を目指す。

2、社員同士がお互いの成長のために協力し教えあう。

3、利他の気持ちを持ち互いに助け合う。

4、努力を惜しまず自己の成長を目指す。

5、自分の持つ知識を全て出し切って最善のシステムをお客様へ提供する。

「社員一人一人が成長を目指す」

人は持っている能力の10%も使っていないと言われています。

私達は普段もう大変だと思いながら行っている事でも、本来持っている能力の10%も使っていないようです。

確かに自分の経験を思い起こすと、納期が迫っているときなどに集中して仕事をすると普段に比べてかなり多くの仕事ができている事があります。

この自分が持っている能力を引き出すことができるよう会社が後押しをして行きたいと思います。

「社員同士がお互いの成長のために協力し教えあう」

一人ができることは限られていますが、それぞれの人が得意分野を生かして得た知識を互いに出しあう事で、一人で行うより多くのことができます。

一人に与えられた1日は24時間ですが、2人いると48時間です。

自分の能力を上げたいと思ったとき互いに助け合い成長を目指すと、一人でがんばるより、より速い成長が実現できます。

「利他の気持ちを持ち互いに助け合う」

”自分が””自分が”と、自分のことのみを考えることを利己といいます。

あれが欲しい、これが欲しいと、得ることだけを考えているといつも不足感を感じ乾いた心になります。

人は他者に貢献することで満足感が得られるようにできています。

目の前で人が物を落としたら拾ってあげようという気持ちが自然に出てきたり、困っている人がいたら声を掛けたくなる気持ちです。

この助け合うという気持ちを互いが持つ事で普段の生活にやすらぎが出てきます。

利他の気持ちを持つ事で、あたたかな気持ちを持ちながら日々過ごしたいと思います。

「努力を惜しまず自己の成長を目指す」

人は成長することで満足感を感じます。

その成長は1日などの短い期間では得られず、長く継続した努力で得ることができます。

なかなか物事を継続するという事は難しい事ですが、小さなことで良いので継続するということ繰り返す事でそのことが習慣化され自分の成長を感じることにつながります。

努力は必ず自分の成長になるので、日々努力を忘れず生活したいと思います。

「自分の持つ知識を全て出し切って最善のシステムをお客様へ提供する」

仕事をしていて満足感が得られるのはお客様に喜んでいただけたときです。

人に役立った時に、自分の存在感を強く感じることができます。

他者へ貢献できることで自分の存在を感じることができ、自分を認めたもらえたというマズローの欲求5段階の承認欲求が満たされた状態になります。

人に喜ばれて自分も満足感が得られるというこの状態を、これからも多くのお客様に提供して行きます。

2024/05/29

0件のコメント