ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
2025年 年頭挨拶
2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶申し上げます。
昨年の日本経済は、人手不足を克服するためのシステム投資が増え、情報通信などの法人向けサービスが堅調で、私たちの主要顧客層である製造業でも海外経済の回復に支えられ好業績の企業が増えました。
引き続き、今年度も日本経済の堅調な成長が見込まれています。
その中で昨年のECHは、新規事業として立ち上げた教育と保守が堅調な成長を遂げた1年となりました。
教育事業では開発コースに対する受講者が年間で100名を超え、教育部メンバーによる活躍から、業界の技術者育成に大きく貢献できました。
保守事業でも顧客数は2桁となり、AMS部のメンバーによる新たな収益基盤を確立した1年となりました。
これら実績を踏まえて引き続き社内では、教育事業を通して自社の社員育成を行い、育った人財を保守事業、ソリューション事業を通して社会への貢献を進めていきます。
2025年のECHは、新たな飛躍の年と位置付け、社内の組織変更と新規ビジネスの立ち上げを行います。
ECHの社員は利他の精神を持ち、自分に何をしてもらえるかではなく、自分が何ができるかを考え、新たなことに対する挑戦を恐れず、更なる成長を目指す組織にしていきます。
新しいものを受け入れ、自分の新たな力として役立てることができる成長する組織へと向かいます。
新規ビジネスとしては、プライムプロジェクトの獲得を進めます。
プライムプロジェクトに必要な人と組織を作り、社員が持つ能力活躍の場を増やし事業を大きくしていきます。
他社にない人材育成のノウハウを活用し、社員の早期のスキル習得、パートナーのスキル向上を通して収益拡大を目指します。
これら施策を進めるために社内の各部において下記を重点策として進めます。
教育部
他社にない人材育成のノウハウ活用による社員の早期スキル習得
AMS部
様々な業種の保守による社員の経験知の増加
ソリューション部
プロジェクトに関わる上流工程の経験知の増加
営業部
プライムプロジェクト獲得による新規ビジネスへの参入
総務部
社員間のより強固な連携を図るためのコミュニケーション
新たな飛躍を目指して社員一丸となって進んでいきましょう。
2025年1月
株式会社ECH
代表取締役社長 廣田正俊
2025/01/06
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毎日の気分
今朝、通勤するときに上を向いて空を見ながら歩いてみました。
そしてまた前を見ながら歩きました。
すると気づくことがありました。
空を見ながら歩いていると元気がでてきます。
仕事の忙しさやちょっとした悩みなど、そういった事が前向きにとらえることができます。
今日という日はもう戻ってこないので今日一日を大事に過ごそうや、悩みも時間が経てば必ず解決するので今できることをしっかりとやろうなど、前に進んでいこうという気持ちになります。
試しに、下を向いて歩いてみました。
すると、気持ちが少し落ち込んだ感じになり、あまり前向きに考えていこうという気分にはなりませんでいた。
気持ちは行動からという言葉を思い出しました。
自転車を漕ぐのと同じで、最初はちょっと力がいります。
ただ、動き出すと最初のころのような力はいらず、流れに乗って、波に乗って軽やかに漕ぐことができます。
毎日を大切に過ごすために、まずは朝の行動から変えていこうと思います。
通勤時は空を見ながら歩きます。
2024/12/21
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心を動かすことが人生を豊かにする
今回は私が毎月購読している雑誌PHPに寄稿された、医学博士 精神科医の榎本稔さまの記事を紹介します。
以下、寄稿文の要約です。
長年、医者をしていると、「社会が変わると病気も変わり、医療や病院も変わる」と実感します。
2013年には、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の四大疾病に精神疾患が加えられて五大疾病と定義されました。
また、近年にWHOが発表した患者数の一位は精神疾患であり、心の病を抱えて苦しむ人が増えています。
私は、心の病は「沈黙の病」でもあると考えています。
私のクリニックに通ってくる患者さんたちには、喜怒哀楽があまり見られません。
笑うことだけでなく、ほかの感情も表に出ることが少ないのです。
患者さんの中には、ずっと黙り込んでしまって人とのかかわりがほどんどない方までいます。
心の病は社会がつくり出していると私は感じています。
ITの進化によって現代社会はすさまじいスピードで変わって行っています。
その変化に人間のほうがついていけなくなっているのです。
中略
人と接する機会がなければ、人間関係を学ぶこともできません。
それでも学校や職場に行くと、他者との協調や円滑なコミュニケーションが求められます。
これでは、とまどうのも無理のない話です。
結果、不登校や引きこもり、スマホ依存が急増し、職場でうつ病になる人も増えて、社会問題化しています。
中略
笑って過ごせるようになるためには、人と集うことが一番だと私は考えます。
バーチャルな接触ではなく、実際に顔を合わせるリアルな集まりです。
ハイキングでもいいし、どこかに飲みに行くのでも、おしゃべりするのでもいい。
職場や家庭以外で、他人と触れ合える場所に行ってみること。
人と会えば話をしますし、そこでは自然に笑いもうまれます。
中略
笑うことで、心は動きます。
生物学的には、笑うことによって「幸せホルモン」とも呼ばれるエンドルフィンという神経伝達物質が脳内で分泌され、NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させると言われています。
それによって、血行が良くなったり、免疫を高められたりという効果があります。
中略
人との接触が少なくなると、視野が狭くなります。
視野が狭くなると、孤独感によって不安になったり孤立したりして、心が蝕まれる危険性も増えてきます。
人と集い、人間関係をつくることに慣れ、自分の居場所を築くこと。
それが人生を豊かにし、笑って過ごせる一助となるはずです。
2024/12/13
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人を育て生かす
今回は私の尊敬する松下幸之助さんが書かれた本にあった「人を育て生かす」ということについて書いた文を紹介します。
<人を育て生かす>
この地球上に五十億もの人がいて、その一人ひとりの持っている目も、鼻も、口も、大きさにそれほどの違いはない。
しかも、みなだいたい同じところについている。
それが人間というものであるけれど、誰一人としてまったく同じ顔の人はいないのである。
いや、顔だけではない。持って生まれた性格も、持ち味も、考え方も、一人ひとり異なり、その上、心は刻々と変化している。
そうした妙味尽きない人間同士が共同生活を営んでいるのが企業であり、この社会である。
この言葉は私がいつも心掛けているものです。
普段の生活の中で、「どうしてこんなことをするのだろう」や「なぜこんなことを言うのだろう」と感じる場面があります。
同じ人で似たような相手なので考え方も自分と同じという風に無意識に思ってしまい、相手が自分と異なる考え方や感じ方をした時に「なぜ」「どうして」と思ってしまいます。
そこで自分というものから一歩離れて考えてみることができるかできないかで自分の心の平静や他人とのコミュニケーションに大きな違いが出てきます。
自分というものから離れることができないと、相手が間違っている、相手を責めるという考え方になってしまい、自分自身にもストレスを溜めてしまいます。
そこで、自分と相手は異なる存在で、その相手の感情も日々刻々と変化していると考えることができると、相手が言っていることを受け入れ理解でき、自分の心も平静に保つことができます。
社会は自分一人では生きていく事ができず、互いの助け合いで成り立っています。
いつも相手を理解しようという気持ちを持って過ごしていきたいと思います。
2024/12/04
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コアバリュー
今回は私たちの会社の「コアバリュー」について書きます。
「コアバリュー」とは、個人にとって考えてみると人生哲学にあたるもので、常に背後に存在し行動に影響を与えます。
会社の場合は、行動の指針となる原理原則と信条になります。
ECHのコアバリューは以下の通りです。
私たちは人の可能性を信じる会社です。
人の可能性を引き出すことで社会に貢献したいと考えている。
全ての人が優れた面を持っている。
その優れた面を見つけ出し伸ばしていくのが私たちの使命です。
一人一人が優れた能力を発揮することで社会に貢献し、利益を維持します。
私たちはお互いを尊重し尊敬します。
チームワークを大切にし、利他の気持ちを持ち楽しく仕事をします。
会社が存続していく為には利益も必要ですが、それ以上に存在意義が必要です。
何のために会社は存在しているのか。
会社の存在によって社会にどのような貢献ができているか。
会社の「コアバリュー」を社員がみな共通言語として持ち、「コアバリュー」に沿って行動することが必要です。
日々の業務の中で「コアバリュー」を忘れないようにして行動します。
2024/11/18
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私たちの仕事の意味
今回は私たちが行っている仕事の意味について書いてみます。
バブル崩壊までの日本経済は、日々物を作れば売れる、生活のためにお金を稼がないといけないといった時代が長く続きました。
その後、飽食の時代といわれる、贅沢をしなければ日本の社会では生きていけるという時代になりました。
そういった時代背景の中で、日々私たちが行っている仕事は何のために行っているのかということが今の時代は大切であると思います。
私たちの会社はERPシステムを導入している会社です。
ERPシステムは企業の基幹を支えるとても重要なシステムです。
数百、数千という製品を正しく作り・販売するためにはERPシステムは不可欠なものです。
そのシステムを導入しているのが私たちです。
どの企業も互いに競争しあうなかで、人の生活が豊かになる製品、快適な生活を支える製品を作っています。
食品メーカーは安心して食すことができる食べ物を作り、流通業者はそれら製品をスムーズに家庭へ届ける役割、家電メーカーは家庭での生活を過ごしやすくするための生活用品、どの企業も人の生活を支え豊かにするためにがんばっています。
そういった企業を支えるのが私たちERPコンサルタントです。
私たちがいることで、企業はERPシステムを企業経営に活かし、最適で効率のよい物の購入や生産・販売、会計処理などができます。
先日食品メーカーがERPシステムの導入でトラブルを起こし、自社の製品が長期に渡り販売できないという事態となり、損失額は150億~200億といわれています。
ERPシステムはとても複雑なシステムで、それぞれの企業がそれぞれのやり方でシステムを使っています。
その企業の特性を正確に理解して、正しくERPシステムを導入しないととても大きな損害が発生してしまいます。
こういったとても責任ある仕事をしているのが私たちERPコンサルタントです。
日本を支える多くの企業、その企業の活動をしっかりと支える私たちERPコンサルタント。
私たちの会社は、日々社員がERPシステムの導入・運用に関する知識を増やし、どの業種のお客様にも価値あるサービスを提供することで日本の産業を支えていきたいと思います。
2024/11/05
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人生ライフラインシート
先日社内の研修会で「焚き火研修」がありました。
1日半の宿泊研修で、焚き火を囲んでの対話・内省や、みんなで夕食を作ったり、キャンプファイアーなどを通して社員同士がお互いに会話しながら互いを知るといった研修です。
その研修の1つに「人生ライフラインシート」を作るということがありました。
自分の人生を、年齢を横軸にして、その時々の出来事をグラフの浮き沈みとして書くものです。
入学や就職、病気や事故など、自分の人生を振り返って年ごとに気持ちが上がっている時期、下がっている時期をシートに出来事と共に線グラフで書いていきました。
この人生ライフラインシートを作りながら、改めて思ったことがあります。
人生はいつからでも自分の思い描くものになるということです。
私の高校生時代はあまり学校へは行かず、真面目ではない仲間と夜通しで遊びまわるという生活を行っていました。
そのような生活をしていたので、当然大学へは行けず、仕方なく就職した会社で働きました。
そこでは自分が望む仕事ではなく、また将来どうなっていくかという不安が出てくる、夏は暑い場所で、冬は寒い場所で働く仕事でした。
その時に、この状態を変えるために何をすればよいかと考えたとき、お金も何もない自分にできることは勉強でした。
勉強をすれば何かが変わるのではないかと信じて、一生懸命勉強をしました。
そこから自分の人生が変わりました。
勉強をしたおかげで、夏は涼しく、冬は暖かい事務所の中で仕事ができるようになり、仕事も自分で選ぶことができるようになり、専門学校、大学の先生にもなれました。
また、私は車が好きでいつかは大きなベンツに乗りたいと思っていました。
そう思う中で、勉強して生活を変えていくなかで収入も増え、若いときからの望みだった大きなベンツにも乗れました。
更に、結婚して家族もでき、毎年家族を海外旅行へ連れていく事もできるようになりました。
たぶん、20歳当時の自分には想像もできない社会人になっていると思います。
すべては勉強によるおかげです。
私は恵まれていると思っています。
学生時代、周りの人は勉強しているのに自分は全く勉強はしませんでした。
ただ、社会人になって勉強しただけです。
社会人になって思ったのは、周りの人は勉強しないという事です。
学生時代にあれだけ勉強したのに、社会人になると1時間も勉強しません。
私は社会人になって1日2時間だけ勉強しました。
ただ、周りがほとんど勉強しないので自分が相対的に上がっていくことができました。
このことに気づけたのが、私は本当に運が良かったと思います。
この経験を一人でも多くの人にたどって欲しいので今の会社を起業しました。
2024/10/23
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素直な心
今回は、私の尊敬する経営者、松下幸之助さんが言われた「素直な心」を紹介します。
松下幸之助さんは、執筆した「道をひらく」という書籍の中で「素直な心」について下記のように書いています。
素直な心と何度も言うようだが、何ごとをするにしても、やはり素直な心が一番大切なように思われる。
まして人間は、いつも素直な心でばかりいるものではないから、折に触れ、時に応じて、素直な心の大切さを強調する必要がある。
日夜、お題目のようにこれを唱えても唱えすぎることはあるまい。
素直な心の反対は捉われた心である。心が何か一つに引っかかっているのである。
引っかかった心では、ものごとは正しく判断できない。正邪(せいじゃ)の別を誤る。
正邪の別を誤って、ものごとが円滑に運ぶ筈がない。
事がうまく運ばぬときには、一度静かに考えてみるがいい。
何かに執(しゅう)している。何かに捉われている。たとえ正しいと信じることでも、その正しさに捉われてしまえば、心が狭くなり判断を誤る。
そして無理をする。正しいことですら、これに執してはいけないのである。
素直に、いつも素直に。どんな場面に直面しても、やはり素直に。
素直な心は、真実をうつす唯一つの鏡である。
私たちは何か起こったときに、自分の知識や思いが先にでてしまい、相手が言っていることに対してそのまま受け入れることができず、反論や意見を言いたくなります。
それは、自分が正しいと思っていることが唯一の正しいことであるという思いから出てきます。
世の中で起こっていることは複数の事が重なり合って表に出てきます。
まずは起きていることを素直に受け取り、先入観などは持たずになぜそのようなことが起こったのかを考えることで、より良い判断ができるようになると思います。
いつも素直な心を忘れずに行動してきたいと思います。
2024/10/20
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業界を変える夢
今回は私が会社を起業した時に志の一つとして持った「業界を変える夢」について書いてみます。
私がECHを起業したきっかけの1つに、SAPを使うIT業界においてなかなか人材(SAPを知った技術者)が育たないということがあります。
なぜ育たないかという理由を考えたとき、以下の理由がありました。
1,技術を身につけるための図書が本屋に並んでいない
2,技術を教えてくれる講座などがほとんどない
3,仕事先で技術を学ぶためのOJTの仕組みがない
これら理由から、SAP業界ではなかなか技術者が育たないという状況でした。
この業界の状況を変えないと、SAPシステムの優れた機能をお客様に提案できず、SAPシステムは使いづらいといった評価となってしまいます。
私はSAPシステムのすばらしさをお客様に伝え、広くSAPシステムを使ってもらい企業経営に活かしてもらうために、この業界の状況を変えないといけない、また私なら変えることができると思いECHを起業しました。
先に挙げた理由の1と2は、ECHで教育事業を行うことで解決できると思い今も続けています。
3のOJTのしくみについては、私がECHを起業した当時は、新人が仕事の現場へ入ってきてもなかなか役に立たず、ITコンサルタントとして働くことは難しいというのが当たり前の考え方でした。
お客様の業務を理解して、その業務に適したSAPシステムを構築することは、SAP業界に入って数年(1~2年程度)ではなかなか難しいというのが業界の当たり前でした。
私はこの業界に入り、自分がITコンサルタントとして経験を積む中で、数年でSAP業界のITコンサルタントになることができるという確信を持ちました。
その理由は、私がSAPシステムを理解し、その後お客様先へ行きお客様の業務を知らない中でも、ITコンサルタントとしてお客様に十分満足いただけるサービスを提供できたからです。
業界内で、数年でITコンサルタントになるのは難しいという評価の中、なぜ私ができたかというと、それはSAPシステムの理解の仕方が他の人とは違ったからです。
私はSAPシステムを理解するにあたり、「人に教えることができる」ということをキーワードにして進めました。
「自分が理解する」と「人に教える」とでは大きく異なります。
「自分が理解する」は曖昧な理解でも理解した気になります。
”こんな感じ”という理解で自分が納得できるからです。
しかし、「人に教える」となると、相手が理解できる言葉を正確に選らび、そして論理的に並べ伝えるということが必要になります。
そのためには、1つ1つの言葉が持つ意味とSAPシステムとの関係を明確に自分が理解していないと、相手へ分かりやすく伝えることができません。
この理解が、実際にお客様先へ行った時に、相手が言っている意味を理解して、相手が分かる言葉で説明できる力となります。
このような理解の仕方で、まだ数年という経験しかない人でもITコンサルタントとして活躍できるようになります。
いまECHでは教育事業を行い、SAP業界内の多くの会社の方に研修を行っています。
これはSAP業界を変えていくという思いから今後も続けています。
お客様が望む、参加しやすく、技術を分かりやすく習得できる環境を用意して、SAP業界内の技術者排出に貢献していきます。
技術者が育たないという業界状況を私たちの会社ECHが変えていく、この志を持ってこれからも会社経営を続けていきます。
2024/10/10
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SOAP
今回は「SOAP」について書いてみます。
SOAPとは、医療の場で広く使用されているカルテなどの記録方法の一つで問題志向型の記載方法です。
医師や看護師が患者の状況を記録するために用いられます。
患者から得た情報を基に問題点を洗い出し、そこから治療計画を立てる際に有効なやり方です。
SOAPによってそれぞれの記載項目を正確に記載し、正しく評価することで、最適な治療計画の立案につながります。
このSOAPが、私たちが仕事を進める手順にも役立つので書いてみます。
SOAPを構成する項目は以下の4つです。
・S(subjective):主観的情報
・O(objective):客観的情報
・A(assessment):評価
・P(plan):計画
それぞれのポイントを解説します。
S(subjective):主観的情報
Sは主観的情報として、主に下記のような患者の訴えをそのまま記載します。
・痛みの有無やレベル
・非言語的な訴え
これを私たちの仕事に照らすと、
・基幹業務システムで困っている事やその重要度
・抽象的な困りごとの訴えについて(レポートが見づらいや出力が遅いなど)
O(objective):客観的情報
Oは主観的な情報を排除し、客観的に事実に基づいた内容のみ記載します。
・治療方法
・機器の種類
これを私たちの仕事に照らすと、
・業務フローの作成による内容の明確化
・SAPが持つ標準機能の中で使える機能の提案・説明
A(assessment):評価
Aでは、上記のS(主観的情報)とO(客観的情報)から患者の状態を評価します。
・患者の状態
・身体・精神面の変化
これを私たちの仕事に照らすと、
・新システムに対するユーザーの理解度
・新システムによる業務の改善度・満足度
P(plan):計画
Pはアセスメントした内容から今後の計画を記載します。
・治療方針の変更有無
・治療方針の変更内容
これを私たちの仕事に照らすと、
・新システム稼働時の状態把握(データの信頼性、即時性など)
・現状を捉えた次システム改善提案
私たちの業務において、漠然と事象を捉えて思いつきで課題に対する解決策を考えるのではなく、SOAPに沿ってユーザーと話していく事で課題に対する正確な対応ができます。
2024/10/03
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