ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
アファメーション
知人から、文藝春秋に載っている元プロ車いすテニス選手の国枝慎吾さんと慈眼寺住職の塩沼亮潤さんとの対談記事を教えてもらい読みました。
その中にアファメーションについての事が話題になっていましたので紹介します。
国枝さんはグランドスラム歴代最多通算五十回優勝したとても優れたテニスプレーヤーです。
「俺は最強だ」という言葉を練習や試合中などに声に出して言うことで話題になった方です。
国枝さんは十数年前になかなか世界ランキング十位の壁を突破できずにいた時期があったそうです。
そんな時に世界的に有名なメンタルトレーナーのアン・クインさんの指導を受け、クインさんに「ナンバーワンになれるでしょうか」と尋ねたとき、クインさんが「あなたはどうしたいの」と聞かれ、国枝さんは「ナンバーワンになりたい」と答えたそうです。
するとクインさんは「「なりたい」ではなく「俺が世界のナンバーワンなんだ」と断言するトレーニングが必要だ」と言われたそうです。
ポジティブな言葉を口にすることで潜在意識から行動や発想を変えようという手法で、アファメーションと呼ばれるメンタルトレーニングのひとつだそうです。
ここで国枝さんが思いついたのが「俺は最強だ」というフレーズで、このフレーズを言葉に出して言いだしてから試合の勝率が圧倒的に上がり、約半年後には初めて世界一位になることができたそうです。
塩沼さんは1999年に一日四八キロを計千日間歩く最難関の荒行「大峯千日回峰行」を満行された史上二人目の大阿闍梨で、2000年には断食・断水・不眠・不臥を九日間続ける「四無行」も満行された方です。
塩沼さんが想像を絶する厳しい修行時に心の支えにしていたものは「信じて疑う心なし」という言葉で、修行中に何度も繰り返し自分に言い聞かせていたそうです。
修行は生きるか死ぬかといった状況の中で「自分は大丈夫だ」と強い意志を持ち続ける必要があり、0.1パーセントでも自分を疑う心があると、ネガティブな方向に心が全部引っ張られてしまうそうです。
少しでも弱気になりそうな時は「信じて疑う心なし」と唱え、苦しい修行を乗り越えていきました。
このように言葉を口に出すということが自分の行動を変えていくそうです。
アファメーションは肯定的な言葉による自己暗示で、理想の自分を引き寄せていきます。
ポジティブな言葉を使うことで自分を幸せにするマインドセットのひとつとして多くのスポーツ選手などが使っています。
アファメーションは、なりたい自分を引き寄せる魔法の言葉です。
ポジティブな思考が身に着くようになり、自分の能力を最大限に引き出せる手法と言えます。
アファメーションのやり方は、短く肯定的な文を考え、紙に書き出し読み上げるということを毎日繰り返し行うことで効果が出てきます。
私もさっそくアファメーションをやってみようと思います。
2023/08/17
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メラビアンの法則
今回はメラビアンの法則について書いてみます。
メラビアンの法則はカリフォルニア大学の心理学者アルバート・メラビアンによって発表されました。
コミュニケーションにおいて相手が受け取るメッセージは、
・言葉(言語情報)からが 7%
・話し方(聴覚情報)からが 38%
・表情などの見た目(視覚情報)からが 55%
であるという法則です。
これは、言語によるコミュニケーションと非言語によるコミュニケーションは、7対93だという事です。
私たちが言葉を使って相手に情報を伝えようとすると自分の意図することの7%しか伝わらず、残り93%は、相手から見た自分の見た目や声などによって判断されるという事です。
言葉も大事ではあるが、ボディーランゲージや話すトーンがどれだけ大事かを表しています。
このことを踏まえて普段のコミュニケーションを考えていくと、
・自分の表情や身振りに気をつけながら
・声の高さや抑揚に気を配り
・分かりやすい言葉を使い
相手との会話をするということです。
また、私たちは普段の仕事の中でメールやチャットを多く使います。
そこでは十分に気をつけないといけない事があります。
メールやチャットは言語コミュニケーションにあたるという事です。
すると、自分が思っていることの7%しか正確に相手には伝わらないという事を考えなくてはいけません。
相手を責めているつもりでなくても、また、怒ってもいないのに、相手には93%の情報伝達が行かないので誤った受け取り方をされる恐れがあるということです。
相手の間違いを伝えたり、相手へ何かを要求するときに、相手へ誤解を与えるような恐れがある時はメールだけに寄らず、電話や対面という形も使い用件を伝えるようにしましょう。
また、メールを受け取る側も、自分は7%の情報しかもらっていないので、相手の本意を正確には受け取れていないかもという事に気をつけましょう。
言語にのみ直ぐに反応せず、電話で相手の真意を聞いたり会って会話して正しい意図を掴むようにしましょう。
私は普段から会社の雰囲気はこうなって欲しいという事があります。
「笑顔」です。
自分の時間の半分近くを占める仕事中、「笑顔」になることで自分の気持ちも高揚し、周りの人も笑顔になります。
非言語的コミュニケーションとしての「笑顔」が自然と表情に現れるようになると、人とのコミュニケーションはとてもスムーズにいくと思っています。
いつか会社の壁に「笑顔」の額縁を飾りたいと思っています。
2023/08/09
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クランボルツ理論
今回は「クランボルツ理論」について書いてみます。
クランボルツ理論とは「計画的偶発性理論」のことで、心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された理論です。
この理論が最近注目されているのは、この理論によると個人のキャリアの8割は偶然の出来事によって決定されるとしている事です。
クランボルツ教授がビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、そのターニングポイントの8割が本人の予想しない偶然の出来事によるものだったそうです。
ただ、この理論は自分でキャリアプランを描いたり、キャリアアップのための努力をする事が無駄と言っているのではありません。
偶発性というものに注意をおいて普段を過ごすという事を言っています。
急速に経済のグローバル化が進む中、未来に何が起こるのか予想することは難しくなっています。
社会や企業の状況は個人の意思でコントロールできるものではなく、キャリアに関しても外的な要因で計画したとおりに行かないことも珍しくありません。
その様な時代背景の中で、「何をしたいかという目的意識に固執すると、目の前に訪れた想定外のチャンスを見逃しかねない」とクランボルツ教授は指摘しています。
これまでのキャリアプランの立て方とは異なる、ゴールに固執するのではなく、現在に焦点を置いてキャリアを考える計画的偶発性理論が注目されているそうです。
計画的偶発性理論は、次の3つを骨子として成り立っています。
<計画的偶発性理論の骨子>
1,予期せぬ出来事がキャリアを左右する
2,偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる
3,何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える
計画的偶発性理論によると、個人のキャリアの8割は偶然から作られます。
しかし、ただそれが起きることを待っているだけではキャリアは広がらず、予期せぬ出来事が起きた時に行動できるだけの準備をしたり、偶然の出来事に遭遇すべくフレキシブルに行動したりすることで、チャンスが生まれるとしています。
具体的には、以下の5つの行動特性を持つ人にチャンスが訪れやすいと言われています。
<計画的偶発性を起こす行動特性>
1,好奇心:新しいことに興味を持ち続ける
2,持続性:失敗してもあきらめずに努力する
3,楽観性:何事もポジティブに考える
4,柔軟性:こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
5,冒険心:結果がわからなくても挑戦する
起きた出来事や周囲の変化を意識し、出来事を前向きに捉えることがチャンスへとつながるとしています。
偶然の出来事や出会いを必然へと変えるために最も大切なことは、あらゆる出来事に関心を持つことです。
偶然の出来事は、起きた時点ではどのような結果をもたらすのかわかりませんが、未来が予想できないほど変化の激しい時代において、何かに固執するよりも挑戦してみることが重要です。
計画的偶発性理論は、ただ待っているだけで良いというキャリア理論ではありません。
偶然という形で舞い込むチャンスを確実なものとするために、自分自身の行動を変えて行きましょう。
2023/08/03
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この会社でやりたいこと
今回は、ECHでやりたいことを書いてみます。
以前も書いたかと思いますが、今年の新人も入社しているので改めて今私が思っている「この会社でやりたいこと」を書いてみます。
SAP業界の人材教育を変えたい
私がこの業界に入ってきたときにまず思ったのは、ITコンサルタントになりたくてもなれず、何年もプログラマをやっている人が多いことです。
また、ITコンサルタントの勉強をしたくても、本屋に参考図書は無く、研修は1か月で150万円もするようなものしかなく、一部上場といった大手企業に入社しないとSAPシステムの研修を受けることができないという状況でした。
私はたまたま友人がSAP社にいて、教育事業を手伝って欲しいという依頼からSAP業界へ入りました。
そこで上記の業界状況を見て、私が教育者としてやってきた経験から、この状況を変えたいと思いました。
世の中に色々な資格がありますが、IT関連の知識を習得するための手法・ノウハウは私の過去の経験から分かっており、SAP業界であってもこの手法で技術の習得はできるのではと思いSAP社で知識の習得を進めました。
結果、スムーズに知識の習得ができ、そこで得た習得のノウハウを使えばSAPシステムの機能習得はできるという経験から、いまの会社を創業し業界内で能力はあるがITコンサルタントになれない人に教育を提供し、その人の人生が光り輝くものになればという思いで会社を始めました。
SAPの機能習得では、機能を知ることを目標にしてはダメです。
SAP ERPの導入目的は業務の標準化です。
一度機能を習得した人はどの会社のSAP ERPに行っても同じ操作ができることで、無駄のないスキル習得ができます。
また、身につけたスキルが無駄にならないので人材の有効な活用、働く社員もスキルがそのまま使えるので働きやすくなります。
そこで必要とされるITコンサルタントは、それぞれの会社がどういった目的でERPの機能を使うかという、現場の要求、メリット、デメリットを語れる人です。
機能習得はそれほどは難しいものではないです。
習得は、私の経験から1つのコンポーネントの全ての機能は3か月毎日終電で帰れば習得できます。
ただ、機能をお客様の業務と結びつけることができなければ、使える知識、お客様から必要とされる知識になりません。
よって、いつも機能を覚えるときは、なぜこの機能があるのか、この機能でお客様がどう便利になるのかを考えることがとても大事です。
これができれば、短期でITコンサルタントとして役立つ人材になれます。
私は教育者として得た「人の育て方」とSAP社で得た「機能習得の方法」を社員へ伝えていく事で会社を大きくしていき、日本でがんばっている会社へ、経営を支える使えるITシステムの導入ができる優れた人材を輩出していきます。
SAP業界では、資金力のある大手企業数社のみがITコンサルタントの育成ができており、その他の多くの企業ではITコンサルタント育成に困っています。
この現状をECHの教育が変えていき、業界内に優れたコンサルタントが多くいる業界にしていきます。
2023/07/27
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問題の本質
私たちの仕事はコンサルティングです。
コンサルティングとは、特定の分野において豊富な知識と経験からクライアントの問題を解決することです。
解決を正しく行うためにはお客様が言っていることを正確に掴み、お客様にとって正しい回答を提示する必要があります。
そのためには、自分が問題の本質を分かっているかがカギとなります。
今回は問題の本質について書いてみます。
経済学者ピーター・ドラッカーは面白いことを言っています。
「間違った問題への正しい答えほど、始末におえないものはない」
例えば、ヘンリー・フォードが車を開発したとき、世の中のニーズは「もっと早い馬が欲しい」でした。
ここで、この問題を「早い馬が欲しい」と捉えると「間違った問題」となります。
「早い馬」を問題として捉えると「正しい答え」は、馬を速く走るように鍛えたり、より速い馬を探すという行動になります。
問題の本質は「早く移動したい」なのです。
フォードは「間違った問題」に対して解決策を探るのではなく、本当の問題に気づけたからこそ、1908年にT型自動車を開発し歴史を変えました。
問題解決能力は優れた解決策を出すことではなく、問題の本質に気づく能力のことです。
少し違う視点から、このような問題もあります。
妻が「頭が痛い」と言っていた。
その時にかけるべき本当の答えは何かというものです。
これは、「気づいてあげられなくてごめんね」だそうです。
妻の問題は「もっと私のことをかまって欲しい」なのです。
表面に見える問題を間違って捉え、その問題に何度も解決策を出しても解決には至りません。
その行為は「始末におえない」のです。
もう1つ、
小学校で、女の子へのいじめを何度注意しても止めない男の子がいたとき何と声掛けをすれば良いか。
この時にかけるべき本当の答えは、
「好きなら好きと、恥ずかしがらずにちゃんと伝えなさい」なのです。
「いじめをしてはいけない」と何度も男の子に言う事ではないのです。
目の前で起こっている事象だけを捉えて、それを問題だと認識し解決させようとしてもそれは本質的な解決になっていないことがある例です。
私たちの仕事はお客様が困って問題を投げかけてきます。
その時に、問題の本質が見えているか、いつもその姿勢を持ってお客様に対峙することが必要です。
2023/07/20
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自律神経の整え方
私は最近雑誌PHPを毎月読んでいます。
今月号に、夏の暑さに負けないための自律神経の整え方についての記事がありましたので紹介します。
だるい、食欲がない、疲れが取れないといった夏バテの症状は、共通する原因として「自律神経の疲れ」が考えられるそうです。
ヒトには体内環境を一定に保つ恒常性という機能があり、暑いときは血管を拡張させ血流量を増やし体の表面から熱を逃がして体温を下げようとします。
逆に寒いときは、血管を収縮させて血流量を減らして、熱が外に逃げないようにします。
このように自律神経が血管を拡張したり、収縮したりして、体温調整をしてくれています。
ところが、夏は冷房を使うために室内外の温度差が大きくなります。
私たちが暑い場所と涼しい場所を行ったり来たりすると、自律神経は体温を保つために一生懸命働かなければなりません。夏の間ずっとこのような体温調整を繰り返していると、自律神経は疲弊してしまい、機能が低下してくるのです。
夏を元気に乗り切るためには、自律神経を疲れさせず、乱れない体力づくりが大切です。
自律神経には心臓の動きを早くしたり血圧を上げたりすることで積極的な活動を支える「交感神経」と、心臓の動きをゆっくりにするなど体をリラックスさせる「副交感神経」の二種類があります。
基本的には、体を動かす日中は交感神経が活発に動き、体を休める夜には副交感神経が優位になります。
この二つの神経がシーソーのようにバランスを取りながら、すべての臓器をコントロールしています。
この自律神経を整える生活習慣として以下のようなことがあり、2週間ほど続けることで効果が出てくるそうです。
・食生活
常温以上のものをとる。
夏は冷たい食べ物が欲しくなりますが、冷たいものは体温を下げ、内臓の冷えを招きます。
・よく噛んで食べる
一口30回を目安によく噛みましょう。
脳に刺激が伝わえリラックスできます。また、体温も上昇し、過食を防止する効果もあります。
・運動
日常生活に軽い運動を取り入れる
体の熱の多くは筋肉で作られています。筋肉を鍛えて体を温める力を強化しましょう。
・服装
衣類で温度差を防ぐ工夫をする。
靴下をはく、レッグウオーマーをつけるなど、意識して足元を温めることで冷えすぎを予防できます。
・空調
冷房の温度設定は28℃を目安にする。
・入浴
ぬるめのお湯に10分間つかる。
おすすめの温度は39~40℃くらいの温度です。
・呼吸
いつもの2倍の時間をかけて息を吐く。
10回繰り返すと、副交感神経が作動してリラックスでき、体が温かくなってきます。
日々の生活の中で色々と工夫しながら夏バテを防止して行きましょう。
2023/07/14
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人を育て社会に貢献する
今回はECHの企業理念が「人を育て社会に貢献する」となっている理由について書いてみます。
この企業理念は私が会社を興した理由を表しています。
意味することは、「人には可能性がたくさんあり、自分の可能性を信じて成長したいと思っている人へ、その成長の機会を用意して幸せな人生を送って欲しい」という事です。
自分の能力を上げ、人生を変えていくことはいつからでもできます。
自分が成長を望み、その環境に身を置くことができれば後は自分の行動次第です。
ただ環境を考えたとき、学生時代は生活費は親が出してくれ、学費も出してくれましたが、社会人になると自分で生活費を稼がないといけません。
勉強も自分で時間を捻出して、難しいことを学ぼうとするとお金もかかります。
給与を稼ぐために昼間は仕事をして、勉強をしたくても残業になり疲れて夜勉強することが難しくなります。
成長を望む人に対して、また、自分が成長したいのに就職した環境からなかなか勉強できず悩んでいる人に対して、私の会社がその受け皿になれることを目指して起業しました。
起業してしばらくは、社員の給与を確保することが最優先で、社員教育に会社が持つ、人・物・金といった資源を投入することがなかなかできませんでした。
しかし、起業して15年目となる今、会社の体力も付き、企業風土として学びの文化が根付いてきました。
今は、採用した社員をしっかりと育成し、確実な成長へと導くことができるようになりました。
ECHで学んだ社員はみんな、後輩への指導に積極的です。
これは学びの連鎖がしっかりと企業風土として根付いた結果と思います。
この風土を守り、採用した社員が育つことで、優れた能力を持つ社員が増え、今よりも更に大きな仕事ができるようになることを目指しています。
一緒に働く仲間のスキルレベルが高いと、会社としてよりやりがいのある仕事を用意することができるようになり、日々成長とやりがいを感じることができる社会人生活を用意することができます。
「人を育て社会に貢献する」という理念は普遍的なもので、会社の業績や社会の景気によって変わるものではありません。
この理念に同調してくれる社員を増やし、社員みんなで成長していくこの会社をこれからも大きくしていきます。
2023/07/05
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マインドフルネス瞑想
私は毎日朝10分間の瞑想を行っています。
その瞑想の効果が、マインドフルネス瞑想という形で広く知られていることについて書いてみます。
人は常に考え続けることをしてしまう生き物です。
ぼーっとしていても、実は常に脳は働き続けていることは研究で分かっています。
ネガティブな事を考えてしまう癖がある人は「考えないようにしよう」と努力をしますが、脳は常に考える仕組みとなっているので、グルグル考えているうちに心ここにあらずといった状態になります。
「考えないようにしよう」と意識することで余計に考えてしまうといった状態です。
マインドフルネスは「ある特定の方法を使い自分に対して意識を向けること」を行います。
今の自分の状態に気づき、良いか悪いかといった判断をするのではなく、あるがままを受け入れることができる状態を作ります。
その状態を作るために瞑想を活用します。
8週間のマインドフルネス瞑想法では、偏桃体の反応が緩やかになり海馬と前頭前野(学習、思いやり、内省など)が活性化し、ストレスの軽減・能力アップしたという科学的裏付けもあるそうです。
日々の心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことを鎮め、「今」だけに集中できるような精神状態を意識的に作っていくというのがマインドフルネス瞑想です。
瞑想を行うことで雑念が消え、集中力を高める効果があり、不安やストレスから解放されることで心身のコンディションを整える効果があります。
マインドフルネス瞑想の効果は、
1,集中力のアップ
瞑想によって余計な考えを捨てることができ、今、目の前の事だけに集中できる力を養うことができます。
2,セルフアウェアネス、セルフマネジメントの向上
セルフアウェアネスとは「自己認識能力」のことで、自分の感情などの内面を見つめ、理解を深めることです。
この能力を高めることで、自分の感情をコントロールできるようになり、仕事のパフォーマンスなどが上がると言われています。
瞑想で内省を促し、自分のやるべきことをはっきりとさせることで、業務効率を上げていく事が可能となります。
マインドフルネス瞑想のやり方ですが、
1,呼吸を整える
足を組んで床に座り、背筋を伸ばして目線は下へ、目は軽く閉じます。
手は軽く膝の上に置きます。
そして呼吸を整えて、鼻から息をゆっくりと吸い、お腹や肺の膨らみを感じます。
次に、吸った時よりも時間をかけて鼻から息を吐いていきます。
この呼吸を1分~1分半ほど行い瞑想の準備を行います。
2,瞑想のやり方
(1) 呼吸を整えたら、目を閉じたまま、呼吸を続けます。
(2) 自分の呼吸に意識を集中させます。頭に中に色々なことが浮かんでも無理に考えを止めることはせず、そこに考えがあるなという程度に捉えておきます。
(3) 引き続き自分の呼吸に意識を集中させると、また色々な考えが頭をよぎります。次はそういった考えがよぎる自分の状態を把握しに行きます。「自分はイライラしている」「不安な気持ちを抱えている」など心の中で言葉にしてみます。そうすることで、今の自分の状態に気が付くことができます。そして気が付いたことも、静かに流していきます。
(4) 考えを意識の外に流したところで、また呼吸に集中していきます。
このように瞑想を続けます。
この瞑想を毎日繰り返し行うことで頭に浮かぶ様々な考えは徐々に減っていき、今の自分の呼吸だけに集中できるようになります。
この瞑想を実践することで、人は自己認知を高めていく事ができるようになり、自分の感情を察知し、その背景を理解したうえで、自身の行動に活用できるようになります。
優秀なリーダーはこの能力が長けているとも言われているそうです。
2023/06/29
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四匹の猿
ビジネスに関する本を読んでいたら、古い価値観や習慣について書いた文章があり、それが面白い文章でしたので紹介します。
四匹の猿
ココヤシの木の下に四匹の猿がいた。
しばらく待ってもココナツの実が落ちてこないので、一匹の猿が実を採ろうと木に登ったが、半分まで登ったところで電気ショックを感じ、慌てて地面に降りた。
他の猿も動揺して恐怖にかられた。
さっきの猿はもう一度、登ろうとしたが、また同じ結果となった。ほかの猿も一匹ずつの登ってみたが、電気ショックを受けて実を採ることはできなかった。
まもなく猿は、木に上るのはとても危険だと理解するに至った。
この経験から、ココナツに関しては採りにいくのではなく、重力の法則で落ちてくるのを待つことが唯一のビジネスモデルとなった。
四匹の猿は、これを自分たちの組織の方針として、従業員向けの手引きや研修プログラム、業績評価基準、組織構造に組み入れた。
彼らの理解が正式な慣行となり、どうしてココナツの木に登ってはいけないのか、疑問に思うこともなくなった。
やがて四匹は、別の木に移動となった。
その木には電気ショック装置はなかったので登ったとしても問題は無かったが、彼らは登らなかった。
環境に非線形の変化が起きたのに、猿たちは以前の環境下で決定されたとおりの行動をした。
電気ショックの経験を、新しい木にも適用したのだ。
その後、経営陣が四匹のうち一匹を異動させ、代わりに電気ショック経験のない新しい猿が一匹やってきた。
その猿がココナツの実を採ろうと木に登り始めると、ほかの猿たちが引きずりおろした。
新しい猿は何度も木に登ろうとするが、ほかの猿たちが止めに入る。
まったく違う考え方をする新しい猿に、残りの猿たちが木に登ることは許されない行為だと説明する。
重力こそが、唯一のビジネスモデルなのだから。
「じゃあ、待つしかないと言うんですか?」と新しい猿が尋ねる。
「風が強い日に、ココナツの実が落ちてくることを願うしかないんだ」と別の猿が答える。
結局、新しい猿もどうして木に登ることが危険で許されない行為なのか、よくわからないまま言われたことを受け入れる。
電気ショックを体験したことはないのに、「木は登るものではない。もし登ろうとしたら強い反対に遭うのだ」と理解する。
こうして、他の猿とは違うアイデアや過去の経験を持つ新しい猿も、周りの要求に合わせて古い考えに適合していく。
猿は一匹ずつ移動していき、やがてすべて新しい猿に入れ替わったが、彼らは電気ショックを受けたこともないのに、ココヤシの木に登るのは危険だと学習する。
こんな風に、環境がつくった古いロジックが、すでにその環境には即さなくなっているのに残っていくのである。
非線形な変化が新たな魅力的な可能性を秘めたチャンスをもたらしているというのに、過去の力が強すぎて、結局、そのチャンスは失われてしまうのだ。
だからこそ、組織は選択的に忘れる訓練をすることが重要となる。
ここで忘れるべきは、もう役に立たなくなったことである。
あるいは、今も過去のビジネスにとって価値のあることであっても、それが新しいビジネスを抑制するような効果は遮断する方法を考えるべきだとしている。
2023/06/22
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~トップが綴る~ 私の人生を支えた信条
今回は私が参加した経営者研修で執筆依頼があり、その原稿となる「~トップが綴る~ 私の人生を支えた信条」を記載します。
人を育てる
私が会社経営の中で様々な課題にぶつかり思い悩む中で、ここまで続けてこられたのは「人を育てる」という信条が大きく影響しています。
会社を興したきっかけは、人が集まる組織を作り、そこで人を育て、集まって来てくれた人の人生を変えていきたいという思いからです。
当社の業務内容は、ITコンサルタントとしてコンピュータシステム(ERP)の導入を行う事です。
通常は、お客様先へ行って仕事を行います。
起業したての頃は、仕事ができない新人をOJTのような形で連れて行くことはできません。
その理由は、OJTはお客様にとってのメリットがなく、また当社の業務はOJTで新人に伝えていくには時間がかかる過ぎるためです。
しかし、自分の生活や社員の給与を支払うためには自分がお金を稼ぐという働き方が必要で自分が仕事をしながら社員教育をしなくてはいけません。
社員教育をしないと社員の人生をより良くすることができないため、当時は採用した社員にはシフト勤務としてもらい、午後から夜までの出社としました。
私はお客様先での仕事が終わった後、会社へ戻り夜まで採用した社員へ技術教育を行うという事を続けました。
昼間は仕事をして、夜は社員教育をする。
この生活は大変ではありましたが、「人を育てる」という信条があったので社員が1人2人と育っていく中で、社員がやりがいを持って仕事に望んでいる状況をとてもうれしく思い、続けていくことができました。
いまでは社員数も増え、人を育てるという社風が根付いてきたことから組織として社員教育を行う仕組みができ、毎年IT技術を習得した社員を育てることができるようになりました。
会社経営の難しさは起業当初から現在に至るまでその時々の会社の大きさによって異なりますが、そこで出てくる様々な課題をしっかりと受け止め逃げることなく解決していくという気持ち、そこは自分の中にある「人を育てる」という強い信条が支えてくれています。
会社経営には売上や顧客満足といった必ず必要なことがありますが、なによりもその会社を形作っている社員が成長を感じ、幸せな人生を送ることができることが大切です。
その為の土台として会社があり、その会社が持つ様々な資源を利用しながら社員が成長していくという組織をこれからもより磨きをかけながら作って行きます。
2023/06/15
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