ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

経営者が実行すべきこと

今回は、「BCG流 経営者はこう育てる」という本を読んだ際に、経営者が実行すべきこととして以下の8つが挙げられていました。

そこで、私自身が実行できているかを検証してみようと思います

1,自社の置かれている市場環境を正しく認識する

2,目標を決める

3,目標と現状のギャップを正確に認識する

4,ギャップを埋めて、目標を達成するための戦略・実行プランを立案する

5,組織(社員)に対して、目標、戦略、実行プラン、なぜそれをやり遂げなければいけないのかを正しく伝え、目標達成に向けてモチベートする(動機づける)

6,組織として、戦略・実行プランを実行する

7,プランの進捗状況・結果をモニターする

8,結果を解析し、必要に応じて軌道修正する

<1,自社の置かれている市場環境を正しく認識する>

ECHが置かれているERP市場環境は今後も拡大傾向にあり伸びが期待できる市場です。

そのような状況の中、技術者不足は以前からの問題で今も解消せず市場の中では共通認識課題です。

伸びが期待できる根拠としては、

・各社がERPを使わずシステムを独自で設計・製造することは、工数・金額、また稼働後の保守を考えたとき、IT人材の不足と合わさって今後も更に減っていくものと考えられる。

・ERPパッケージはこれからも多くの企業で導入が行われる中、当社が取り扱っているSAP社のERPパッケージは、市場占有率が高く、同等の機能を持ち競合するような製品が少ない。

・何らかの理由でSAP社のERPパッケージが売れなくなったとしても、ERP導入の経験があれば、他社パッケージの導入手法は比較的楽に習得でき、トータルとしてERP市場の伸びはECHにとって市場拡大につながるものである。

技術者不足が今後も残る理由は、

・ERPは業務知識が必要でその習得は独学ではできず、ERPパッケージの機能を理解しただけでは客先で1人前の技術者としての活動はできない。

・技術書が少なく、自己学習で技術者になることが難しい環境である。

・社内教育も、教える知識を持った人材はプロジェクト現場へ出ていくため、社内で育成するような環境を作りづらい。

・SAP社自体は、過去は自社で技術者育成を行っていたが、今は他社へ教育依頼しているといった状況である。

<2,目標を決める>

目標:優れた技術者を短期で育成し、短期で独り立ちできる人材の育成手法を確立する。

市場環境を考えたとき、顧客を増やし売上を上げるといった多くの企業で行われる目標は当然正しいが、誰もが行なえる方法で顧客を増やすといった目標を第一義に抱えるのではなく、技術者の育成といった質の論理で競争できる分野を目標と定め、業界内での勝ち組になるべく活動していく。

<3,目標と現状のギャップを正確に認識する>

優れた技術者を育成するといった目標に対し、現状は育成手法を色々と試し、その成功事例を積み重ねている状況である。

この手法を使えば優れた技術者を育成できるといった育成パターンを模索する中、育成が成功した事例と、失敗した事例があり、なぜ失敗したかを分析し、以下のような改善すべき項目が明らかになってきている。

・個人の能力把握の失敗

・育成スピードの間違い

・育成環境の不整備

・育成ゴールの設定間違い

<4,ギャップを埋めて、目標を達成するための戦略・実行プランを立案する>

人材育成方法として、教育チームを構築し新たな社員採用においてまずは教育チームで育成できる手法を考え、その実行を行う中で、1人1人の育成事例を検証しながら、個人の能力にあった育成方法の確立を行う。

目標達成のための戦略・実行プラン

・個人の能力把握の失敗

 → 採用面接時の評価項目の見直し。

・育成スピードの間違い

 → 各個人の能力に合った育成スピードを定め、きめ細やかな進捗管理を行う。

・育成環境の不整備

 → 教育を行う側の人材配置、教育内容の体系立てと実施、学習フォロー体制の整備を行う。

・育成ゴールの設定間違い

 → 画一的に全ての社員をアプリケーションコンサルとして育成するのではなく、開発者、ベーシス担当など、広くゴールを見据えて、各自の志向にもあったゴール設定を行う。

<5,組織(社員)に対して、目標、戦略、実行プラン、なぜそれをやり遂げなければいけないのかを正しく伝え、目標達成に向けてモチベートする(動機づける)>

組織内へ目標などをうまく伝えることができているかという面では、まだまだ社内への浸透が図られている状況とは言えず、やるべきことが多くある。

今後、ただ言葉として伝えるだけではなく、絵を書き将来像が具体的に見える形で分かりやすい社内への情報発信を行っていかなくてはいけない。

<6,組織として、戦略・実行プランを実行する>

各社員の育成プランは立てて実行はしているが、会社としてその育成に複数の関係者が関わり、様々な意見を出し合う中での育成プラン策定・実施が行われているといった状況にはまだ至っていない。

コマ切れとなっている戦略・実行プランを体系立てた見える形として、その1つ1つにおいて組織として戦略立案・実行が行われる形を確立する必要がある。

今後の人材配置などを考慮しながら、組織として実行する形を整えていく。

<7,プランの進捗状況・結果をモニターする>

個別のプランは実行されているが、その進捗状況・結果が経営者の頭の中だけで考えられており、また定量化したものにもなっていない。

モニターすべき項目・モニター結果を見える化し、組織として実行できる形へと移していく。

<8,結果を解析し、必要に応じて軌道修正する>

採用した人材の内、順調に成長していく社員がいる中、短期で退職するものもいる。

原因の1つに、採用面接の形がある。

仕事内容の明確な伝達、採用後どのような勤務状況になるなどはっきりとイメージできる情報を伝える必要がある。

また、1~2年間の育成の中、順調に成長している社員に対しては、育成後の仕事内容については「現場へ出て先輩社員と一緒に働く」といったボヤっとしたイメージを伝えるのではなく、既存の社員が働いている現場の様子を具体的に伝え、どのような現場へ入っていくのかがイメージできるように、育成の出口の形を整備していかなくてはいけない。

2022/10/07

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行動規範について 10

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<コミュニケーション>

・相手へ声をかけるということは、相手の仕事に割って入っていることを認識する

・相手と対面で話しているときに携帯電話が鳴っても対面の相手を優先する

・人は感情の生き物であることを理解する

・すべてにおいて、責任を相手のせいにせず自分に何かできることがなかったか振り返る

- 相手へ声をかけるということは、相手の仕事に割って入っていることを認識する -

私たちの仕事はチームで行います。

それぞれの人が担当を持って忙しく仕事をしています。

何か人に用事があるときは、「今いいですか?」とまずは声掛けをして相手の様子を見ます。

仕事は流れで行っているときもあり、いったん中断すると効率が悪くなるものもあります。

忙しそうしていれば、「後からまた来ましょうか?」や「都合が良くなったら声をかけてください」など、相手へ配慮しましょう。

- 相手と対面で話しているときに携帯電話が鳴っても対面の相手を優先する -

目の前の相手と仕事の会話などをしているときに、携帯電話が鳴ることがあります。

その時に電話に出るかどうかは慎重に判断してください。

目の前にいる相手は、わざわざこちらへ来て要件を話しています。

電話をかけている人と、こちらへ来ている人、まず大事に考えるのはこちらへ来てくれている人です。

電話の相手が緊急でないと思ったときは、その場では電話には出ず、来てくれている人との会話が終わってから折り返し電話を返すようにしましょう。

- 人は感情の生き物であることを理解する -

社会では人との関わり合いで全ての事が動きます。

相手との意見の相違や自分が納得できない相手の行動があっても、「~すべきです」といった威圧的な言葉は使わないようにしましょう。

「~すべき」という言葉を使わなくても、「~というやりかたもありますけど」や「~されてはどうでしょうか」といった、相手に意思決定をゆだねる会話をすることで相手との関係性を上手く保つことができます。

人は感情で動くものです。

相手への気遣いを忘れず、いつも丁寧な言葉使いをしていきましょう。

ー すべてにおいて、責任を相手のせいにせず自分に何かできることがなかったか振り返る -

社会で人と接して生活しているとトラブルや失敗が必ず起きます。

その時の原因を100%相手のせいにするのではなく、自分に何かできる事が無かったか振り返りましょう。

自分がもう少し早く気づいていればや、自分がもう少し丁寧に内容を確認していればといった、自分でもできる事があったはずです。

お互いが少し相手の事を考えながら仕事をすることで、助け助けられる良い関係で仕事をすることができます。

2022/09/16

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行動規範について 9

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<コミュニケーション>

・話しかけられたらPCから手を離し、相手へ体を向けて受け答えする

・風邪気味の時はマスクをして他者へうつさない心遣いをする

・体調管理も能力の1つと認識し風邪などひかないよう努める

・相手への説明は、まず一言で要点を言いその後説明をする

- 話しかけられたらPCから手を離し、相手へ体を向けて受け答えする -

仕事をしていると横から声をかけられることがあります。

その時に、仕事中なのでパソコンに向かってキーボードをたたきながら返事をする人を見かけます。

人から話しかけられた時はパソコンの手を休め、姿勢を相手へ向けて応対をするようにしましょう。

自分が目上の人であっても、相手が足を運んでこちらへ来ているので丁寧な対応を心がけてください。

相手を見ないで返事をするのは良い印象を与えません。

- 風邪気味の時はマスクをして他者へうつさない心遣いをする -

自分が風邪気味で咳などがでる時は他者へ風邪などをうつさないためにマスクをして仕事をしましょう。

社内は閉ざされた空間です。自分の体調を普段から注意深く診て体調の変化には気を付けましょう。

- 体調管理も能力の1つと認識し風邪などひかないよう努める -

社会人の能力の1つに体調管理があります。

多くの技術的な知識を持っていても仕事を休んでしまってはその能力も発揮できません。

自分の体調を普段からしっかりと把握して、風邪などの予兆がつかめるように生活しましょう。

風邪を引きそうだなと思ったら、早めに対処し風邪の予防に努め、また自分がどのようにすれば風邪の引き始め時にその悪化を止めることができるか、自分に合った薬や食事などを探しておきましょう。

- 相手への説明は、まず一言で要点を言いその後説明をする -

自分が相手へ伝えたい事や聞きたい事があるときは、まずは何を伝えたい、聞きたいのか、一言に要点をまとめてから相手へ話しかけるようにしましょう。

相手は初めて聞くことなので、話の流れの中で相手への回答を考えながら聞いています。

その時に、何について相手が話そうとしているのかが分かればスムーズに回答を出すことができます。

また、話の中で出てくる内容がどのような目的で話しているのかがわかると会話の理解がスムーズに行えます。

2022/08/29

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行動規範について 8

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<行動規範:仕事中>

・スケジュールは必ず余裕も持って作り、トラブルがあってもリカバリできるものとする

・発表する資料は前日のうちに関係者へ配布する

・指示を受けたらメールで必ずすぐに確認(おうむ返し)をする

- スケジュールは必ず余裕も持って作り、トラブルがあってもリカバリできるものとする -

会社で行う業務には全て期日があります。

業務指示を受けたときは必ず「期日はいつですか?」と確認を行ってください。

その期日に向かって仕事を始めますが、突然仕事に取り掛かるのではなくまずはスケジュールを作ってください。

毎日どこまでやるといったスケジュールです。

特に1週間や1か月といった長い期間を必要とする仕事の場合は必ずスケジュールを作ります。

スケジュールを作ることで自分の仕事の中身が理解でき、いつまでに何をどこまで行っておかないと期日までに間に合わないといった事が明確になります。

そうすると、仕事の遅れなどが早期に発見でき、色々な対策を立てて遅れを取り戻すことができます。

また、スケジュールを作るにあたっては必ず余裕をもって作ってください。

普段の生活で体調を崩したり、家族の件などで他に用事ができたり、また急な仕事の依頼などが来ることもあります。

1週間に1日程度の予備日を設けて、突発的な事象が起こっても期日までに仕事をやり終えることができるようスケジュールを作ってください。

- 発表する資料は前日のうちに関係者へ配布する -

私達の仕事は多くの資料を作ります。

その資料を使って会議を開き、相互確認や理解などを行います。

その資料を会議当日に参加者に配るや、会議が始まって参加者に配ることの無いようにしてください。

会議では複数の人が出てきます。

会議の場で資料を配ると、初めて資料を見た人はその資料を理解をするために一定時間の説明や理解するための時間が必要となります。

その会議の中で資料を理解するための時間が10分余計にかかると、参加者が6名いたときには合計10分×6名の1時間分の時間が無駄となります。

参加者へ事前に資料を配ることで、参加者自身の都合の良いときに資料を見ることができ、その内容を理解し、また疑問に思う点などが明らかになります。

そうすると、会議の時間が濃厚な検討の場となり、短時間で意味ある参加の場となります。

また、参加者が時間をかけて資料を見ることで、作成者が気づかなかったことなどに気づき、より精度の高い資料とすることができます。

- 指示を受けたらメールで必ずすぐに確認(おうむ返し)をする -

会社での業務は口頭で言われたり、メールで指示されるなどして受けます。

その時に、自分が理解した内容を指示者に対して「今回の指示内容はこうゆうことですね」と具体的な内容としてメールに記述し返してください。

指示者と自分の間で、それまでに行ってきた業務が違ったり、元居た組織が違ってたりすると、言葉が持つ意味や「言わなくても分かるだろう」といった暗黙の了解事項などが異なる場合があります。

そこを明確にしないまま業務を行うと、指示内容と自分が行なった業務内容が違っているという事になる場合があります。

そういった事態を引き起こさないように、自分が理解した業務内容を改めてメールという文章にして指示者へ返します。

そこで指示者と自分との理解に間違いが無いかを確認します。

なお、口頭ではなく文章にする意味は、口頭で分かったつもりでいても文章にしてみると隠れていた曖昧項目などが明らかになることがあります。

2022/08/13

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会社の未来

今回は会社の未来について書いてみます。

会社にとって重要なものに、理念と経営計画があります。

当社の理念は「人を育て社会に貢献する」です。

その理念を達成するためのビジョンに経営計画があります。

経営計画で会社がどのようになっていくかという未来について定めます。

その内容は以下と思っています。

・社員の未来像

・組織の未来像

・事業の未来像

この経営計画では、社員とその家族を幸せにするためにはどのような事業が必要でどれだけの利益を上げるべきかを考えます。

また、経営計画は5年程度の将来を見据えて定めるものでもあります。

私が思うそれぞれの5年後の未来像は以下の通りです。

この未来像を実現するために経営計画を作りますが、ここではまず私が実現したい未来像について書きます。

<社員の未来像>

・日々自分が成長していることを実感できている

・自分が興味ある仕事ができている

・生活基盤が安定しており、満足する収入を得ている

・家族が幸せに過ごしており、家庭と会社の両立がなされている

・子供の教育費用を十分に出せている

・親の介護が十分できている

・個人の生活様式に合った働き方ができている

・社内にスポーツや文化的なサークルができ会社がサポートしながら社員が参加している

・年収1,000万円を超える社員が10名以上いる

・年に1度は10日程度の連続した日程で家族などと旅行へ行っている

<組織の未来像>

・社員数が100名を超え、毎年社員が10名以上増えている

・大阪と福岡に事務所があり、常時30名を超える社員が働いている

・リモート勤務を行う社員がいて、遠隔地から仕事をしている

・本社は高層ビルに引っ越しており、窓から富士山が見えている

・SAP業界の中で、スキルの高い社員がいることで有名になっている

・役員が4名いる

・小グループが1つの会社の様に意思決定を行いながら活動している

<事業の未来像>

・社員がプロジェクトへ参加するSES事業は、100名を超えるコンサルタントが活動している

・SES事業は30億を超える売上を上げている

・保守事業には20社のクライアントがいる

・教育事業に関わる社員が30名いる

・人材育成コンサルディング事業を行っている

・海外にグループ会社がある

・資本出資した関係会社が5社ある

この未来像を経営計画を立て実現して行きます。

2022/07/18

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行動規範について 7

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<行動規範:仕事中>

・仕事が忙しくても直ぐに人へ頼むことはせず、まずは上長へ相談する

・上長へ相談するときは定量的な数値を持って説明する

・上長は忙しいということを認識して、できるだけ作業を自分が負担する

・資料は見る人の立場になって作成する

・提出する資料は出来上がってもすぐには出さず、しばらく置いて見直してから出す

- 仕事が忙しくても直ぐに人へ頼むことはせず、まずは上長へ相談する -

仕事がなかなか終わらず毎日がとても忙しくなることがあります。

その時に、間に合わない仕事などを周りの人へお願いして手伝ってもらったり、また周りの人がやってあげるよと言って手伝ってくれることがあります。

小さな仕事であればチーム内での協力という事で良いのですが、手伝いが数時間という作業量となるような場合は、周りの人に手伝ってもらう前に上長に現状を報告してください。

上長は最初から忙しくなることは知っていて、忙しくなったときの対応策などを考えています。

また、忙しくすることでその社員の能力アップを図っているときもあります。

仕事が終わらず大変になったときは、まずは上長へ相談してください。

- 上長へ相談するときは定量的な数値を持って説明する -

仕事の納期が間に合わなくなりそうなときや、担当している仕事の報告などを行うときは、「忙しいです」や「大変です」「間に合わなくなりそうです」といった定性的な報告ではなく、「3つの仕事が残っています」や「あと3日で終わると思います」「あと2人応援の人がいれば納期に間に合いそうです」といったように数値を使った定量的な報告を行ってください。

上長が助けてあげる時に、どの程度の人や時間を用意すればいまの状況が改善できるかを判断できるように、具体的な数値をあげて説明をしてください。

- 上長は忙しいということを認識して、できるだけ作業を自分が負担する -

上長は複数の人を見ながら、複数の仕事を同時に行っています。

できるだけ上長が管理という仕事に集中できるよう、自分ができることは手伝ってあげてください。

例えば、会議室の予約や各種申請書の作成・提出、各方面への事務的な連絡などです。

上長に余裕ができれば、皆さんの仕事に気を配る時間・余裕が出てきて、より全員の仕事がスムーズになり進めやすくなります。

- 資料は見る人の立場になって作成する -

私達の仕事はパワーポイントなどを使っての資料つくりも多々あります。

資料を作る時は、相手が普段使っている言葉や自分のあたりまえに気をつけながら、読み手にとって誤解せず分かりやすい資料作りを心がけてください。

例えば、「カスタマイズ」や「パラメータ設定」など言った専門用語を並べると相手は何をいっているか分かりません。

「動作環境の設定」や「必要な設定情報を決める」といった、お互いが誤解の無い認識ができる言葉を使い説明を行ってください。

1度お互いの共通用語、共通レベルが分かりあえれば、その後は専門用語などを使いシンプルな資料作りを行っていきます。

- 提出する資料が出来上がってもすぐには出さず、しばらく置いて見直してから出す -

資料を作成するときは、自分でできたと思っても直ぐに提出はせず、必ず見直しを行ってください。

また、その見直しは直ぐには行わず、翌日などに行います。

自分が作成した資料は見直しをしているつもりでも、「間違いはないだろう」という気持ちが出て、間違いに気づかないことが多々あります。

人は目の前に見えているものを見ているつもりでも、実はただ眺めているという事があります。

有名な話にセブンイレブンのロゴの最後の N は、小文字の n になっているというのがあります。

普段何度も見ているロゴですが、眺めているだけでは気づかないものです。

この様に、自分が作った資料を確認するときは、少し時間をおいて気持ちを新たにして間違いが無いかを確認することが必要です。

2022/07/08

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行動規範について 6

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<行動規範:仕事中>

・口頭で報告をしても、必ずメールで再度確認する

・どうすれば効率的に仕事を進めることができるかいつも考える

・上司からの指示漏れは、自分の確認不足・配慮不足と捉え周囲への配慮をする

・担当した仕事は納期通りにやりきるという気持ちを強く持つ

・仕事を頼まれたときは自分の能力を発揮するチャンスと思って積極的に受け入れる

- 口頭で報告をしても、必ずメールで再度確認する -

仕事の報告を口頭で行っても、そのあと話した内容をメールで相手へ送ってください。

会話の中で話したことをお互いが、聞き間違い、思い違いなどで本来の内容とは違った形で理解していることがあります。

また、後から「言った」「言わない」という行き違いなどを防ぐためにも必ず後に残る文章にしてメールを送りましょう。

- どうすれば効率的に仕事を進めることができるかいつも考える -

学校で習う微分、積分など、将来自分の生活にどう役立つのだろうと思ったものがあると思います。

私はこれらの学習はとても大事と思っています。

それは1つに、考える力を磨くことができるからです。

分からない事、複雑な事を、粘り強く考えることは誰でも簡単にできることではありません。

この様な能力は訓練によって身に付くものです。

仕事を行うときも、どのように行うと仕事が早く終わるかといつも考えることで、物事を整理する能力や、何が大事な点なのかを見極める能力が付いてきます。

- 上司からの指示漏れは、自分の確認不足・配慮不足と捉え周囲への配慮をする -

何かトラブルやミスが起こったときに、「このトラブルは自分のせいでないので何もしない」というのは社会の中で複数の人と一緒に仕事をする上ではコミュニケーション能力が不足しています。

トラブルなどがあったときに、「自分に何かできる事が無かったのか」、「自分が気づいてあげていればトラブルは防げたのではないか」というように考え、自分が周りの人に役立つ行動ができるよういつも考えてください。

- 担当した仕事は納期通りにやりきるという気持ちを強く持つ -

入社してしばらく経つと、少し難しい仕事や複数の仕事を任されるようになります。

その時に、依頼された仕事が納期通りに終わらなくなりそうなときがあります。

まずは許される範囲で残業をして、それでも間に合わないと思ったときは、納期通り終わる方法を深く考えてください。

例えば、上司へ応援を依頼するや、任された仕事をいくつかの中身に分けてこの部分だけは納期通り終わらせるといったように、自分だけでやろうとして間に合わないで終わるのではなく、今の状況を落ち着いて考えて「ここまではできる」といった解を探してください。

この考えることが将来の大切な経験値となります。

- 仕事を頼まれたときは自分の能力を発揮するチャンスと思って積極的に受け入れる -

仕事の中には自分がやりたくないと思うような仕事があるかもしれません。

例えば、複雑な仕事や、自分にとっては大変難しいと思える仕事、或いは、コピーを取るや掃除をするなどです。

仕事が依頼されたという事は、上長はあなたにはできると思い、また成長の教材として依頼しています。

まずは仕事を受け入れて、やり方がわからない時は上長に聞くなどして仕事に取り掛かってみてください。

難しいやわからないといったときは、上長は必ずアドバイスをくれます。

アドバイスを受けながら仕事を進めることで経験値が増え、できる事が増えていきます。

また、コピーを依頼されたときなどは、どうすればコピーが綺麗にできて、また早く出来上がるかなどを考えて行うことで、仕事を整理して処理する訓練にもなります。

会社で起こることは全て将来の自分にとって役立つものです。

いつも積極的に仕事に取り組んでください。

2022/06/29

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行動規範について 5

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<行動規範:仕事中>

・自分がうまくいっていると思っても、相手が満足できる内容になっているとは限らないことを意識する

・その日のうちにできないことは、帰る前には状況を上長へ報告する

・業務に関する報告は、相手が対応策を行える時間的余裕をもって連絡する

・自分が依頼された仕事は、「やることリスト」を作り漏れの無いようにする

・帰社前には明日行う仕事を考え、できる準備は行って帰社する

- 自分がうまくいっていると思っても、相手が満足できる内容になっているとは限らないことを意識する -

仕事に慣れないうちは、担当した仕事をどの程度まで細かくやって行けばよいかを正確に掴めていないことがあります。

自分でできていると思い、出来上がったものを締め切りになって初めて出すのではなく、途中で上長などにそこまでのできた内容を見てもらい、自分が思っている方向と上長の指示内容が合っているかを確認してもらうようにしましょう。

- その日のうちにできないことは、帰る前には状況を上長へ報告する -

担当した仕事がその日のうちに出来上がらず上長へ終了報告ができない時は、必ず帰る前に、その日までにできたことを上長へ報告してください。

上長は日中複数の仕事を担当し、忙しくしています。

上長から聞かれて報告するのではなく、自分から毎日仕事の進捗は報告するようにしてください。

- 業務に関する報告は、相手が対応策を行える時間的余裕をもって連絡する -

締め切りギリギリになって、上長へ担当している仕事が期日まで終わりませんといった報告はしないようにしてください。

締め切りまで間に合わないと思ったら、できるだけ早く上長へ今の状態を報告し、上長が対応策がとれるようしてください。

自分でできるかもしれないと思い、上長に言わずに進め、ぎりぎりになってやはり間に合わなかったという事態にはならないよう、間に合わないかもしれないと感じた時点で速やかに上長へ連絡を入れてください。

- 自分が依頼された仕事は、「やることリスト」を作り漏れの無いようにする -

入社して日が経つにつれて依頼される仕事が多くなってきます。

最初は1度に1つの仕事しか依頼されない状況であっても、仕事に慣れてくると複数の仕事を同時に依頼されるようになります。

その時に、依頼された仕事を忘れることが無いよう、ノートやパソコンのメモ機能などを使い「やることリスト」を作ってください。

いつも「自分は忘れることがある」と思いながら、忘れるという事態にならないよう工夫をして下さい。

- 帰社前には明日行う仕事を考え、できる準備は行って帰社する -

人は午後よりも午前の方が疲れもまだなく仕事もはかどります。

朝の頭がすっきりした時間を有効に使うために、朝どの仕事から行うかを前日の内に考えておきましょう。

また、必要な書類を用意しておくなど、朝から仕事に取り掛かれるよう必要な準備は前日の内にしておきましょう。

2022/06/22

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行動規範について 4

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<行動規範:仕事中>

・眠気を感じたらトイレに行くなど工夫をする

・携帯電話はトイレなど目立たない場所で見るようにする

・飲み物は蓋をつけた状態で使うようにする

・その日のうちに終わらない仕事は、帰社前にいつ終わるかなどを毎日上長へメールで報告する

・仕事をどの程度上長が気にしているかで報告の頻度を変える

- 眠気を感じたらトイレに行くなど工夫をする -

私達の仕事は机に座って長時間過ごすことが多いです。

慣れない姿勢で仕事を続けているとどうしても眠気が出てきます。

そのことを周りの先輩方は知っています。

みな経験してきたことだからです。

よって、眠気を感じたら席を立ってトイレへ行くなど工夫をしましょう。

新人の場合は、特に周りは「居眠りするのでは・・・」と見ています。

- 携帯電話はトイレなど目立たない場所で見るようにする -

まだまだ社会では携帯電話を見ることが、仕事以外のことをしていると見られがちです。

変に誤解を受けることを避けるために、業務時間中は携帯電話を見ることは控えましょう。

仕事で携帯メールを見る場合もあるかもしれませんが、それは周りから仕事上の信頼が得られてから行うようにして、信頼が得られるまではトイレで見るなど工夫をして行きましょう。

- 飲み物は蓋をつけた状態で使うようにする -

私達の仕事はパソコンを使った仕事です。

また、お客様から書類などを預かることもあります。

ちょっとした不注意で飲み物のコップに手が当たることがあります。

その時に、コップが倒れても中身がこぼれないよういつも蓋をするようにしてください。

- その日のうちに終わらない仕事は、帰社前にいつ終わるかなどを毎日上長へメールで報告する -

指示された仕事については毎日の進捗を上長へ報告するようにしてください。

上長は複数のスタッフに対して仕事の指示をしており、その進捗をいつも気にしています。

上長から声がかかる前に、自分から上長への報告を行うことで上長の仕事の負荷が少しでも下がるよう気づかいをしてください。

また、進捗に遅れが出ているときは上長への報告を早めにすることで、上長が速やかにその対処法を考え実行することができます。

- 仕事をどの程度上長が気にしているかで報告の頻度を変える -

複数の仕事を同時に依頼されることがあります。

その1つ1つの重要性をいつも考えて、重要で上長がその進捗を気にしていると思えるものは、帰るときに進捗を報告すだけにとどまらず、お昼に一度今の状況と今日一日の見込みなどを報告してください。

いつも相手が何を考えているか、そのことを忘れず行動することがチームとして活動する上では重要な事です。

2022/06/15

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行動規範について 3

今回も前回に続きECHの行動規範について書いてみます。

ECHには行動規範があります。

入社した社員は入社時のオリエンテーションでECHの行動規範の説明を受けます。

行動規範を作っている目的は、各自が会社の中での行動で何か迷ったりした時の指針として思い出して欲しいことを記載しています。

この規範は強制するような意味で書いているのではなく、各自がこの行動規範を理解し、ECHの社員はこのような社員であるという模範と考えてください。

どれも私が今までの社会人経験の中で、やると良いことが起こってきた行動です。

今回はその一部について、その行動規範がある理由を書いてみます。

<行動規範:仕事中>

・座っているときの足元に気をつける

・お客様先では服装はスーツを基本としてネクタイを締める

・服装は社会人として適切であるかを意識する

・お菓子などは決められた時間に休憩所などで食べるようにする

・席に座ったら落ち着いて仕事をする

・席を離れるときは、一言近くの人へ行き場所を声掛けする。

- 座っているときの足元に気をつける -

私たちは机に座っての仕事が多いですが、足元は見えないと思っていても意外と見えるものです。

靴を脱いで足をプラプラとさせているのは周りから見たときにあまり気持ちの良いものではありません。

周りへの気遣いとして、靴を脱いだ状態での仕事スタイルは避けるようにしましょう。

- お客様先では服装はスーツを基本としてネクタイを締める -

私たちの仕事はコンサルティング業務にあたることが多いです。

コンサルティングは、お客様が分からないことがあるので私たちをお金を払って呼びます。

分からないことに対して解決策を提示するときには信頼されるという背景が重要となります。

特に初対面の時は見た目は重要です。

お客様からの信頼を得るためにまずは身の回りを整えてください。

- 服装は社会人として適切であるかを意識する -

私たちが仕事をする相手の会社は、東証に株式を上場をするような大きな会社が多いです。

一般的に大きな会社は社内統制のために服装などにも標準的な様式を持った会社が多いです。

その様なお客様先で、原色の派手な柄のシャツなどを着ていると違和感を持たれてしまいます。

先にも書いた「信頼」は私達の仕事にとってとても大事な事なので、信頼を損ねるような行動は避けましょう。

- お菓子などは決められた時間に休憩所などで食べるようにする -

時々、勤務時間中に飴やチョコレートを食べたりする風景に出会うことがあります。

お昼休みの時間以外に飴などを食べるのは、お客様によっては違和感を感じられる方もいます。

職場内の雰囲気に慣れないうちは、ミント系のフリスクなどは口臭エチケットとして許容はされますが、飴などのお菓子を職場で食べることは慎みましょう。

- 席に座ったら落ち着いて仕事をする -

私たちの仕事はチームで行います。

周りの人が用事があるときに席に座っていないことが多くあると、チームで仕事を進めるうえで支障となります。

慣れないうちは机に長く座っての仕事は眠気を誘うことがあります。

その時は席を立ち、少し歩いて眠気を覚ますという方法を取ることもありますが、余り頻繁には席を離れることの無いようにしましょう。

- 席を離れるときは、一言近くの人へ行き場所を声掛けする。 -

仕事中、会議へ参加したりトイレへ行ったりと席を離れる事があります。

その時は必ず周りの誰かにどこへ行くか一声かけてから行ってください。

緊急の連絡や、プロジェクトを進める中で今聞いておかないといけないといった事が発生することがあります。

その時に直ぐに連絡が取れるようにしておきましょう。

2022/06/08

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