ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
ペップトーク
今回は「ペップトーク」について書いてみます。
先日、経営者研修に参加したところ「ペップトーク」についての研修がありました。
その内容が私たちの仕事をする上での円滑なコミュニケーションに役立つと感じましたので紹介します。
ペップトークとは「心理的安全性を高める」ために、「短く・わかりやすく・肯定的な・魂を揺さぶるショートメッセージ」というものです。
スポーツ大国アメリカで生まれたもので、「PEP」とは、「元気・活力・気力」という意味の英単語です。
競技スポーツの試合前に「監督・コーチ」が選手に対して行う、「短く」「わかりやすく」「肯定的な」「魂を揺さぶる」、激励のショートスピーチの事です。
PEP TALK の発達の背景は、選手が最高のプレーのために身体を鍛え、技を磨くように、リーダー(指導者)は、言葉の力を磨くことが必要ということから出てきました。
理論背景には、「脳科学×心理学」があるそうです。
ペップトーク(勇気づけトーク)を表すと以下の様になります。
・ポジティブな言葉で
・相手の状況を受け止め
・ゴールに向かって
・短くてわかりやすくて
・人をその気にさせる
・言葉がけ
逆に、プッペトーク(残念トーク)と呼ばれるものもあり以下のようなものです。
・ネガティブな言葉で
・相手のためと言いながら
・ゴールは無視して
・延々と
・人のやる気をなくす
・説教・命令
ペップトークは人を勇気づける効果がありそこには4つのステップがあります。
1,受容(事実の受け入れ)
2,承認(とらえ方変換と、あるもの承認)
3,行動(してほしい変換)
4,激励(背中のひと押し)
具体的には、
受容
相手の置かれている状況や心理状態を受け入れる
承認
状況や感情をポジティブに変換し、あるものに目を向ける
行動
相手にしてほしいことをポジティブな表現で伝える
激励
相手が勇気をもっていけるように背中をぐっと押して送り出す
例えば、初めての営業プレゼンに緊張している部下に対しての会話例をあげると以下の様になります。
受容
今日は、お客様への営業プレゼンの日だね。人前で話すのは緊張するよね。私もそうだったから、よくわかるよ。
承認
それは、〇〇さんが仕事のことを真剣に考えているからなんだね。だからこそ、〇〇さんはこれまでたくさんのお客様から、その真摯な仕事ぶりが評価されてきたんだよ。
行動
自分を信じて、落ち着いていつものように自分の力を出し切って!
激励
何があっても、必ずフォローするから、安心してプレゼンしてらっしゃい!
この様に激励のショートスピーチで声掛けをする事で、相手を勇気づけ円滑なコミュニケーションを行うことができます。
研修では、4つのステップのもう少し細かな説明も受けたのですが、すこし文章が長くなったので、続きは次回の社長ブログで書こうと思います。
2023/04/26
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わが社の発展要因
今回は、前回のブログで書いた松下幸之助経営塾で発表した「わが社の発展要因」を記載します。
・創業時の理念の内容は?
創業時は明確な理念といったものはなく、入社してくれた社員に対して自分が持つ技術を伝えたいという思いで日々の業務を行っていました。
当社がいる業界(SAP社のERP(基幹業務システム)の導入コンサルティング)では、システム導入ができる人材が不足しており、その状態が10年以上続いています。
この中で、技術を学び業務コンサルタントとして働きたいという気持ちを持つ社員に教育を行い、その社員が充実した人生が送れるようになることが、私が会社を続ける目的となっていました。
・現在の理念の内容は?
現在の理念は5年ほど前に「人を育て社会へ貢献する」としました。
創業の思いである、人を育てるという気持ちを理念に表しました。
私は元々教師という職業に就いていたので人の成長を見ることが好きで、その好きなことが今の会社を興したきっかけにもなりました。
会社は人でなり立っています。
どのような商材を使うとしても、人がその会社を表し、人が成長することで会社も成長すると思っています。
良い製品、良い商流、良い顧客を捉える前に、良い社員を作ることが全ての基本と思っていますので、今後も人にフォーカスをあてた経営を行っていきます。
・なぜ、今まで発展できたか?
当社がいる業界はIT業界の中でもニッチな業界です。
IT業界と言えば、プログラム開発、サーバ構築、ネットワーク、インターネット、セキュリティといったものが業界の殆どを占めています。
その中で、当社が扱う基幹業務システム(購買、製造、販売、会計など)はどの会社でも使うシステムで、更に、基幹業務システムも大・中・小とあり、当社が取り扱っているシステムは「大」にあたる、証券上場をするような会社が使うシステムです。
よって、数は少なくニッチな分野となります。
そういったニッチな分野で、かつ技術を学ぶための方法(図書など)が全くと言ってよいほど社会になく、新規参入がしづらい業界です。
この業界の中で、技術者育成ができる特徴を持った当社は、数少ない発展企業として存続できました。
以上
2023/04/19
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わが社が大切にしている『経営の基本』
昨年から1年間、経営者として必要なことは何かなど学びを得るために松下幸之助経営塾へ参加しました。
そこで発表しました「わが社が大切にしている『経営の基本』」を記載します。
わが社が大切にしている『経営の基本』
わが社が大切にしている経営の基本は「衆知経営」です。
14年前に会社を起業し、経営者としての経験が無い私にとって会社の経営は手探り状態で進めるといったものでした。
会社員として働いていたころに部門長として部下を持ち組織を動かしていたことはありますが、部下も数名で、また部下の生活や家族といった事に対しての責任感があるわけでなく、ただ組織に必要なことを行っていくという日々でした。
それが、特に準備もなく経営者として動き出すこととなり、最初は日々の仕事や給与の確保で精いっぱいで会社経営といった事を真剣に思い悩むといった事はありませんでした。
そこから社員が少しずつ増えていき、社員が10名を超えだしたころから、社員を会社が目指す方向に同調させ、一丸となってエネルギーを発揮するためにはどうすればよいかという事に悩み始めました。
経営にいちばん必要なことは何かと色々と本などを読み考えていた時に、松下幸之助様の「衆知経営」に出会いました。
私は自分が持つ能力が誰よりも優れているとは思っていません。
特定の分野で少し人より秀でているのでその分野で社会貢献を目指していますが、多くの分野では学びも足りず日々勉強と思っています。
その中で、会社に参加してくれている社員が持つ知識や経験はとても価値あるものです。
その価値ある知識などを会社の経営に活かしたいという思いで、社員には「わが社は衆知経営を行います」と伝えています。
わが社の経営の基本は、多くの人の考えを聞きながら、その中から最善の方向を選択するという衆知経営となっています。
以上
2023/04/12
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新入社員を迎えて2
今回は新入社員を迎えての2として、私の新入社員の頃の様子を書いてみます。
私が最初に就職した会社はクレジットカードを扱う会社です。
国内信販という会社で今は楽天カードとなっていますが、楽天カードは楽天が鹿児島から出てきた国内信販という会社の経営権を買い取ったものです。
国内信販は全国に事業所を持つ業界の中では中堅のクレジットカード会社でした。
入社式は本社の博多で行い、1週間の新人研修を受けたのち私は北九州支店に配属されました。
北九州支店に配属され、私の机も決まり初日は仕事の説明などを受けました。
その翌日、私は筆記用具を入れておくためのケースとして、カラフルな色の小さな籠を家から持ってきて自分の机において使い始めました。
100円ショップで売っているような子供がおもちゃとして使う籠です。
いま思えば、会社によくそういったおもちゃを持ち込んだなと思います。
私はその籠がかわいいからと思い自分の机において使い始めました。
すると、2日くらいたった後朝出社すると籠が無くなっていました。
先輩が捨てていたのです。
捨てられたのはショックでしたが、その先輩から言われた言葉がありました。
「会社は遊びで来るところではないのでおかしなものは持ってこないように」と。
言われて初めて私は気づきました。
家では普通に使っていても、会社では使ってはいけないものがあることを。
私が、いま新入社員が同じような事を行ったとしたら、私も当時の先輩と同じことを新入社員に言うと思います。
会社では、新人を受け入れ日々の行動を見たとき「あれ、なぜこんなことをするの」や「こんなことも知らないの」と思うことがあるかもしれません。
その時に、私の新人の時と同じで、社会の仕組みは教えてあげないとわからないこともあると思うことが必要です。
新人のうちは気づかないうちに社会人としておかしな行動をすることがありますが、その行動がなぜおかしいかを丁寧に説明し正してあげるのが先輩である私たちの役割です。
会社、そして社会は人と人との関係でできています。
それぞれの人は20年以上別々の家庭で育ち教育を受けてきます。
自分の当たり前が、相手にとっては当たり前でないこともあります。
いつも、相手がなぜそのような行動をするのか、その背景を考えて自分の考えを伝えるようにしていきたいと思います。
2023/04/06
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新入社員を迎えて
4/3に3名の新入社員を迎えます。
ECHの企業理念は「人を育て社会へ貢献する」です。
入社してくれた社員をこれからしっかりと育てていきます。
「人を育て」が理念になっている理由は私の人生経験から来ています。
私は学生時代は殆ど勉強をせずに過ごしてきました。
その結果、就職は希望する会社には入れず、アルバイトのような採用で、夏は暑く冬は寒いといった厳しい労働環境の会社に入社しました。
その会社で日々過ごす中、この状況を変えようと思った時自分にできることは勉強でした。
そこからは一生懸命勉強をしました。
毎日会社が終わってから2時間はコーヒーショップで勉強をし、週末は図書館に通いながら勉強をしました。
その結果、自分の人生が大きく変わり、当時望んでいたものを得ることができました。
勉強は誰もができる人生を変える大きな手段であるということを経験したので、その経験を1人でも多くの人にしてもらいたくて「人を育て」を会社の理念としました。
私が経験した人生を変える行動を1人でも多くの人に経験してもらいたいために経営者を続けています。
「社会へ貢献する」は、会社が大事にしなくてはいけないものの1つに「存続する」があります。
社員を多く採用し、大きな会社になったとしても、存続しないと価値がありません。
会社が消滅すると社員が路頭に迷うこととなり、取引をしてくれている会社へ迷惑をかけてしまいます。
存続するためには社会から必要とされなければいけません。
社会に足りないもの、社会が必要とするものを提供する会社が存続できる会社です。
その時、会社にどれだけの希少性があるか、この点が重要なポイントです。
誰もがやりやすい、誰でもできることに希少性はありません。
誰もができることは競争の源泉が資金力や価格競争となります。
苦労しても得るものが少なく、日々競争相手の動向を気にしながら、明日はどうなるかといった不安の中でビジネスをすることとなります。
「人を育てる」ことは難しく、多くの会社が苦労し悩みます。
人を育てることができる会社は希少性が高く、世の中が必要とします。
ECHは、人を育てる難しさを克服し、業界の中で人を育てることができる会社として希少価値のある会社になることを目指し行動しています。
多くの会社がECHの教育を必要とし、その要求に対して応えることで「社会に貢献」していきます。
今年入社した社員も、しっかりとした教育を行い社会に貢献できるコンサルタントとして育成します。
2023/03/29
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偶然とは努力した人に運命が与えるものである
今回は「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」という言葉に出会い、自分の人生を振り返ったとき、そういった経験が数多くあったのでブログに書いてみます。
「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」は休みにたまたま見た映画「猟奇的な彼女」の中で出てきた言葉です。
大学生の恋愛をコメディータッチで描いた映画で、大学生のキョヌがたまたま出会った女性に恋をして、互いに好きでありながら別れてしまい、その後キョヌは会いたいという努力を続け、偶然にも彼女に出会って幸せになるというハッピーストーリーです。
「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」は、映画の終りの方で彼女がキョヌと会えないときにおじいさんが彼女に語った言葉です。
なぜ私がこの言葉がとても印象に残ったかというと、私は常々、偶然の出会いから運の良い人生を送ってきたと思っていました。
偶然出会った人や事から助けられたという経験が多いからです。
パソコンとの出会い
私は専門学校時代に経理を勉強して、クレジットカードを扱う会社へ経理採用として入社しました。
当時の私は税理士を目指しており、会社へ行きながら夜は経理の専門学校へ通っていました。
ただ、当時の社会状況は残業当たり前の世の中で、私が夜学を行くことを会社の上司はあまり良くは見てなくて「なぜ廣田はいつも水曜になったら定時で帰るのか」ということを言われていました。
私はそこで、今のままでは勉強できる環境にはないのでどうしたものかと思っていたときに、当時バブル景気のさなかで多くの求人があり、そこで専門学校の先生という求人を見つけ経理の先生として転職しました。
そこで学校の先生をしながら勉強をしていたのですが、そのときに人生を変える出会いをしました。
Windowsの発売です。
当時はまだコンピュータは汎用機と呼ばれるメーカ専用の大型コンピュータに、その汎用機の為の専用ソフトを使うことが主流で、パーソナルコンピュータ(今の普段使っているパソコン)はおもちゃと言われて社会での普及はどうかなと言われるような時代でした。
私はそのパソコンに興味を持ち、経理の勉強も続けましたが、パソコンも毎日遅くまで自学しながら習得していきました。
経理もパソコンも、どちらも人よりも知っている人になりたいと思い毎日家には真っすぐには帰らず、日々夜まで勉強を続けました。
先生は7年続け、その後自分で会社を興しましたが、最初はパソコンを教える教育会社です。
今の会社(ECH)はSAP社のERPを導入する会社ですが、なぜ自分とは関係のないERP分野に入り新規で起業した会社が10年を超えても残っているか。
世間では10年生き残る会社は1割に満たないといいます。
私は今から17年ほど前に、SAP社へ入社した友人からSAPビジネスをやらないかと声をかけられました。
私に経理とコンピュータの知識があったので、友人がSAPビジネスができると思い声をかけてくました。
私がコンピュータと出会い、自分が興味を持ったものに一生懸命努力してその習得をした。
こういった努力の結果が今の会社となっています。
私の当時の努力が無ければ今のECHはないと思います。
当時は、正直あまり将来のことを考えて行動するといったことではなかったのですが、ただ、目の前に出てきた興味あることを一生懸命やった、十分に努力したということが今の状況を引き起こしてくれたと思います。
当時の私には「偶然とは努力した人に運命が与えるものである」という言葉は知りませんでしたが、努力した私に運命が与えてくれた出会いでした。
まだ他にもこのような経験がありますが、また今後の中で書こうと思います。
2023/03/23
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ロータリークラブ
3月に東京山の手ロータリークラブへ入会しました。
ロータリクラブは全世界で展開している組織です。
1905年にアメリカで発足し、世界で140万人の会員がいるグローバルな組織です。
主な活動内容は以下に重点をおき、人々の暮らしを支援します。
・平和の推進
・疾病との闘い
・水と衛星
・母子の健康
・教育の支援
・地域経済の発展
・環境の保護
私が入会した東京山の手ロータリークラブはロータリクラブの下部組織で、当面の活動は月に数回の会合への参加です。
そこでは社会的弱者と言われる方にどのような支援ができるかと考え自分ができる範囲で人的・金銭的援助を行ったり、経営者としての知見を広げるようなセミナーが行われています。
私がクラブに入会した理由は2つあります。
1つは社会貢献です。
世の中には自分が原因ではない理由で普通の生活ができない人がいます。
親の経済的な理由で食事や学習環境を満足に得られない子供。
事故や病気で身体的に障害を持ってしまった人。
私は幸いにも今まで縁あってお付き合いしてきた方々の助けから少し余裕のある生活ができています。
この環境の中で自分ができる支援をしたいと思います。
私は高校生の時に父が病気で亡くなり、母一人で私と弟の2人を育ててくれました。
私が大人になってから母から聞いたのですが、父が亡くなったとき生命保険などに入っていなかったため保険金などは無く、母が仕事をして食費などの生活費を工面したそうです。
父が亡くなってから、私の学費は奨学金制度を利用して支払いました。
この奨学金制度がなければ私は学校へ行けなかったのではないかと思います。
今の私があるのは、奨学金制度へ寄付をしていただいた方々のおかげです。
私が受けた事を、いま社会で困っている方にしてあげたいと思いクラブへ入会しました。
もう1つの目的は人的ネットワークの広がりです。
経営者は様々な視点から事象を考え、いくつもの課題を同時並行に解決していかないといけません。
その課題は簡単には解決できないから経営者に上がってきます。
過去に経験のないことが多く、それら課題を正確に対処するためには同様の経験をすでにしている人のアドバイスを求めることが役立ちます。
アドバイスを求めることができる人を多く持ち、自分の経営に活かしていきたいと思います。
また、クラブには自社のビジネスとかかわりのある方も多くいます。
そのような方とのつながりを持つことで自社のビジネスの発展に活かしていきます。
このような活動を継続していくためには、まずは自分の仕事がしっかりと行えているという背景がないとできません。
今まで以上に気持ちを引き締めて仕事にあたりたいと思います。
2023/03/18
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私の夢
今回は私がいま思っている会社に対する夢について書いてみます。
あまり遠いところだと全くの夢になってしまうので5年後くらいを夢見ていま思っていることを書いてみます。
5年後、
・社員が100名
・事務所は53階
・部門は、コンサルティング部、開発部、保守部、教育部、技術研究部、営業部、総務部、経理部
・証券市場に上場
・役員は5名
・支店は大阪、福岡
・グループ会社は3社
・海外子会社1社
それぞれを実現するためには、
・社員が100名
2023年 30名、2024年 37名、2025年 45名、2026年 60名、2027年80名、2028年 100名
そのためには、教育事業を通して未経験者でもコンサルタントになれる方法を確立して、その実施ができる社員を増やしながら社員数を増やしていこうと思っています。
昨年から行っているその仕組み作りは進んでいるのですが、採用しようとする社員の応募はある中ECHが必要とする人材の応募が少なく、採用について何か新たな手立てを考えないといけない状況です。
・事務所は53階
家賃400万円/月位かなと思っており、そのために売上を30億/年を目標として活動していこうと思っています。
事務所環境を良くする目的は、働く社員の労働環境の整備と採用活動へ活かすためです。
今はまだ7億程度なのでかなり頑張っていかないといけないなと思います。
・部門は、コンサルティング部、開発部、保守部、教育部、技術研究部、営業部、総務部、経理部
今の部門に加えて、自社で製品作りやアドオン対応ができるように開発部が必要と考えています。
また、新たな技術を社内で習得して自社のノウハウとして定着させるための技術研究部門が必要とも思っています。
・証券市場へ上場
普通は上場の目的は、資金を安価で入手し自社の技術開発や投資へ振り向けることが多いのですが、ECHの場合は資金は必要とはしていず、採用において優位性を持ったり、お客様からの信用力アップが第一の目的です。
併せて、今まで頑張ってきた社員が上場において収入が増えると良いと思っています。
・役員は4名
社員が多くの経験を積み成長することで会社を引っ張っていく人材になってくれればと思っています。
会社が大きくなることで、社長が一人で引っ張っていく事は難しくなり、営業部門の役員、技術部門の役員、保守・教育・開発部門の役員の3名と社長で、4名の役員は必要になると思っています。
・支店は大阪、福岡
東京市場で同業者と競争しながら進めるだけでは短期での成長が望めません。
社員採用なども考えて、東京以外の地区での活動、取引先の開拓が必要です。
日本第2の都市である大阪、私の知り合いが多い福岡といった優位性のある地区でビジネスを広げていきます。
・グループ会社は3社
今はECHはSAP専業の会社ですが、将来的にはセールスフォースやMcframe、NetSuiteといった異なる製品を取り扱うことで収益の幅を広げることも必要になってくると思っています。
そういった他の製品を扱うビジネスが大きくなり別会社を作ったり、またM&Aを行って他の会社を買収するといったこともビジネスを広げる方法として有効と思っています。
・海外子会社1社
最近、中国以外のベトナム、ミャンマーといった東南アジア圏の会社との連携の話が頻繁にでてくるようになりました。
海外のIT会社と連携するにあたり、海外子会社を作りその国でビジネス展開を行うこともECHを安定成長させるためには良い手法と思っています。
これらを夢見ながら、1つ1つ目の前の課題を解決して実現に向かって行きたいと考えています。
2023/03/11
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教育事業と人材育成
今回はECHが行っている教育事業と人材育成の関係について書いてみます。
ECHが教育事業を行っている主な目的は下記のとおりです。
・会社理念「人を育て社会に貢献する」に沿った行動
・教育ノウハウを積み重ねることで優れた社員の育成を行う
・優れた社員を育成することでユーザへ質の高いサービスを提供する
・育成した社員を増やすことで会社の安定経営に寄与する
社員数を増やすことで会社経営が安定し、個々の社員に何か問題が発生したときも互いに助け合った活動ができます。
いまのIT業界は社員の採用活動は難しい面があり、会社の理念に同調しすぐに収益を上げることができる社員の採用は難しい現状です。
そこで新卒者や未経験者を採用することなりますがその時に課題となるのが育成と収益の同時確保です。
会社は利益を上げながら存続することが必要です。
しかし、新規採用者が私たちの業界で収益を上げることは難しいという現状があります。
そこで、教育事業を通して新規採用者を育成し、その教育事業の中で収益を上げることができる人材へと育成します。
新規採用者が教育事業にかかわることで成長する要因は以下です。
・人へ説明する必要があるため、おぼろげな理解では説明できずしっかりとした理解となる
・説明するためには体系立てた理解をする必要があり、点での理解ではなく線としての理解となる
・講師として質問を受けることで、他者がどのような理解をするのかが分かり、説明するにあたりどこが重要かが明確になる
・質問を受けることで、自分が知らなかった機能などが明確になる
・講師登壇という期日を決めて準備していくことから物事の段取りの必要性を学ぶ
・一通りの機能説明を行う必要から、幅広く知識を得ることができる
これらのことから、一人で黙々と理解していく手法やOJTに比べ、理解の深さ・理解の速度・理解の幅といった観点から優れた育成手法です。
講師という育成手法はこのようにメリットも多いですが、下記のような難しい面をあります。
・講師をするための準備期間が3か月、半年と長期に日数を必要とする
・講師準備期間は収益を上げることができないため、収支バランスを考慮する必要がある
・自分一人では学習ができず、知見者の常時サポートが必要である
・習得するための教育教材を十分に準備する必要がある
これらのことから、なかなかどの会社もこの手法がとれずOJTに頼っています。
OJT手法では、その仕事先で必要とされるものしか習得できないため、網羅性のある習得は難しく、また打ち合わせなどといった周辺業務で時間を使うことも多く、効率的な機能習得が難しいといった面があります。
ECHの人材育成は、教育事業と並行して行うことで短期で確実性の高い育成手法を行っています。
新規採用した社員が2年間の育成期間を終えて実務現場へ出ていく事で毎年ジュニアコンサルが育ち、ECHチームとしてのプロジェクト参加を行い、そこから始まるOJTの中ですでに持っている豊富な知識を使い質の高い仕事を行っていきます。
これからも「人を育て社会に貢献する」という会社理念のもと、未経験者であっても成長可能性のある人材を採用し、教育ビジネスを通して社内の優秀な人材を増やしていきます。
2023/03/01
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今年の決算賞与
ECHは決算期を2月と定め、その年の業績によって決算賞与の支給を決めています。
2022年度もECHの業績は収支プラスとなり、今年も決算賞与の支給を行うことができる結果となりました。
社員のみなさんの日々のがんばり、ありがとうございます。
決算賞与は決算日にあたる2月末に支給します。
金額は前年同様、勤続年数に応じて支給額を決定しました。
この決算賞与は創業以来10年以上に渡り継続し支給ができています。
日々、社会の中での役割を捉え、経営理念「人を育て社会に貢献する」に沿って経営を行ってきた結果です。
この経営方針は今後も継続して続けていきたいと思います。
今年度はECH2.0として以下の取り組みを行ってきました。
・社員満足度向上
・商圏拡大
・教育事業推進
社員満足度向上は、日々社員のみなさんの声を聴いて1つ1つできることを探しながら進めています。
ECHの名前の由来は「Employee Customer Happiness」です。
社名には、社員・お客様・幸せ、この3つのキーワードを大事にしたいという思いを込めて名付けました。
最初に「お客様」ではなく「社員」を持ってきていることにも意味があり、まずは社員が幸せになることが大事と思っています。
社員が幸せになることでお客様に対しても良い仕事ができるという思いです。
これからも社員を大事にしながら経営を続けていきます。
商圏拡大は、大阪地区を中心に行っています。
新型コロナの影響からなかなか移動ができない時期もあり工夫が必要となりましたが、「iRCコンサルティング株式会社」を大阪地区で起業することで大阪地区でのビジネスの広がりが出てきています。
iRC社との連携を今後も深めながら、パートナーとしての人材交流や大阪地区での商圏拡大を進めて行きます。
教育事業推進は、昨年から行っている新人育成の仕組みがうまく進んでいることもあり教育事業は順調に進んでいます。
教育事業と保守事業を絡めた、新人育成と会社収支のバランスの取れた成長ができています。
SAP業界内でもECH教育のブランド構築はうまく行っており、業界内でもかなり知られた存在となりました。
「人を育て社会に貢献する」というこの理念は社会から必要とされるものという確信が得られるまでになりました。
今後も、育成によって成長した社員がプロジェクト現場へ出ている先輩とチームを作り大いに役立つ存在として活躍し、更に後を追う形で新規採用した社員の成長を促しながら社員数を増やしていきます。
社員が増え、1人1人の社員が素晴らしい仕事をお客様へ提供することで会社収益が安定・成長し、来年度も決算賞与が支給できるよう経営を行っていきます。
新しい年度に向けて、これらのことを改めて強く意識して経営を行っていきますので皆さんの今後の協力をお願いします。
2023/02/22
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