ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
ピグマリオン効果
今回は人を育てるときに知っておいた方が良い「ピグマリオン効果」について書いてみます。
ピグマリオン効果とは、アメリカの教育心理学者ローゼンタールが発表した言葉です。
ローゼンタールの行った実験では、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒との間では、成績に大きな違いが出てきたというものです。
期待をかけた生徒の方が、学力的な成長が大きいという結果が表れました。
このピグマリオンという言葉ですが、ギリシャ神話に出てくる王様の名前です。
王様は、自ら作った女性像に恋をしその恋が報われるように祈り続けたところ、女神がその祈りを聞き入れてくれて女性像に命が吹き込まれたという神話で、このことから「期待を持ち続けることで良い効果が表れる」ということでピグマリオン効果と名づけられました。
ローゼンタールが行った実験は、小学生を対象にテストを行い、その結果から「成長が期待できる生徒」と「成長が期待できない生徒」として2つのグループに分けたことを教師へ伝えました。
そして、8か月後にもう一度テストを行ったところ、「成長が期待できる生徒」とされたグループの成績は大きく伸びるという結果となり、学習への意欲や自主性にも向上が見られたというものです。
ただ、最初に行われたテストはただの知能テストで、またその結果についても全く考慮しない形で生徒を2つのグループに分けただけでした。
このように「期待を持ち続けることで良い効果が表れる」という、人を育てる上では期待を持ち接することが重要であることが証明されました。
このピグマリオン効果を1on1に活かすこともできます。
上司と部下が個別にコミュニケーションを深める1on1の際、ピグマリオン効果を意識して適切なフィードバックやサポートを行うことで、部下はモチベーションを高め良い結果を出すことができます。
なお、このピグマリオン効果をうまく活用するためには注意も必要で、こまめなコミュニケーションが重要となります。
上司と部下が定期的にコミュニケーションを取りながら、ピグマリオン効果を意識し進捗状況や課題について共有しフィードバックを行うことで、ピグマリオン効果はその効果を十分に発揮できるでしょう。
普段のコミュニケーションの中で、このピグマリオン効果を意識していきましょう。
2024/04/22
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責任はわれにあり
今回は雑誌PHPに掲載されていた松下幸之助さんが言われた「責任はわれにあり」という言葉を紹介します。
「責任はわれにあり」 松下幸之助「思うまま」より。
「最近の世の中は、ともすれば何か事があるとすぐ他人のせいにしたがるようだ。
世の中が悪いだからだとか、だれそれが悪いだからだとか責任を他に転嫁しようとする。
しかし、この際もう少し、責任は我にありという考え方をすべての人々がもつようにしなければならないと思う。
そうすれば真剣な反省も生まれ、失敗がいろいろな教訓となって生きてくるであろう。
当然負うべき責任を他に転嫁するようなところからは、決して進歩発展は生まれてこないと思うのである。」
私は以前このような言葉に出会ったことがあります。
「世間は自分の鏡である」
私はいまもこの言葉を1つの人生訓として大事にしています。
この意味は、自分の周りで起こっていることは自分の行動から来ているということです。
自分が楽なことをしようとしたから周りも楽な行動をしたり、自分が怒るから周りも怒っているということです。
起こっていることの原因は少なからず自分にもあると考えると、自分でこのことに対して何かできることはないかという考えになります。
ここで原因は相手のせいだとか社会のせいだと考えると、そこからは何も生まれてきません。
不満やストレスが溜まるだけです。
自分に少しでも原因があると考えると、何かしらの今後に向けた前向きな行動が出てきます。
世の中で自分の周りで起こっていることの原因の一端は必ず自分にもあります。
「責任はわれにあり」という言葉を忘れず過ごすことで、自分の周りが変わり、ストレスの少ない生活ができるようになります。
2024/04/11
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幸福度
今回は幸福度について人がどのように感じているかを、アメリカの心理学者ティム・カッサーとリチャード・ライアンの二人が研究し結果を導き出していますので紹介します。
この二人は、人の幸福度について調べ、どのような人が幸福度が高く、どのような人が幸福度が低いかを調べました。
多くの人の調査をした結果、その要因は「外的な目標」と「内的な目標」にあることが分かりました。
「外的な目標」とは、「裕福になる」や「有名になる」、「肉体的魅力がある」などということです。
「内的な目標」とは、「自己成長する」や「親密な人間関係を持つ」、「組織や社会に貢献する」などです。
分かりやすく2つを比較すると、外見と内面ですね。
「外的な目標を持つ人」は「内的な目標を持つ人」と比較して常に未達成への不安を抱えており、その達成度にかかわらず「幸福度が低い」ことがわかっているそうです。
「外的な目標を持つ人」は「何を所有しているか」に注意が向いており、社会的に導かれた表面的なペルソナ(仮面人格)を作り上げる傾向が強く、自己が希薄だそうです。
「内的な目標を持つ人」は自分がどれだけのことができるかを正確に理解しており、またその努力から自分に自信を持っています。
他者から何か誹謗中傷的な事を言われても、自己をしっかりと理解しているので相手に動かされることがありません。
普段から自分の行動に幸福感を持っています。
私も幸福度を上げるために、自己の目標を他者との比較ではなく、今の自分に何ができるかを考え、自分の周りの人が快適に過ごせる環境に気を配り、他者に何を持って貢献できるかということを考えながら普段の生活をしていきたいと思います。
2024/04/05
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