ECH代表 廣田正俊のコラム
Hirota column
会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。
会社の福利厚生
今回は「会社の福利厚生」について書いてみます。
私が会社を興した目的は「人を育て社会へ貢献する」ためです。
一番身近な人は社員です。
縁があってECHへ入社してくれた社員の知識レベルを上げてより幸せな人生を送って欲しいことが1つの願いです。
その中で、日々の社員としての活動の中で会社ができることとして、社員へ教育を提供するのみでなく、そのほかの面でも社員が安心して働けるために何かできないかと考えて今の福利厚生の仕組みがあります。
福利厚生のそれぞれについてその目的を書きます。
・交際費支給
社員が他社の人との交流を深めるために飲食などに利用できます。
10,000円/月が使用できます。
私たちのITコンサルタントという仕事はとても多くの知識が必要で一人で全てを知ることは難しいです。
そのため、困ったときに気軽に電話などして聞ける相手がいることは自分の仕事にとても役立ちます。
食事などへ行って知り合いを増やしてください。
・社員間交際費(入社1年後の社員の場合)
社員間の交流を補助する目的で飲食などに利用できます。
4,000円/年3回
私たちの仕事はそれぞれの社員が違う現場へ入るため、なかなか会う機会も少なく交流があまりありません。
そこで、社員同士誘い合って気軽にランチや夕食などへ行って交流を深めてください。
・1年間の所得補償
通常の社会保険制度(健康保険、雇用保険、厚生年金)の加入とは別に、傷病時の1年間所得補償制度に加入しています。
社員が病気などで会社を長期に休むことになっても、社会保障制度と任意加入の保険から、1年間は給与同等額が支給されます。
入院などした時に生活に不安が無いようにするためです。
・資格取得のための研修費用
全額補助
別の社長ブログで書きましたが、勉強することは人生を大きく変えることができます。
自分のスキルが上がるような研修を積極的に受けて欲しいための制度です。
・資格取得報奨金制度
50,000円~100,000円/1資格
研修費用の補助と同様、履歴書に書けるものを取得していただき目に見える形で自分の努力成果としてください。
資格は、1つのことを決めたらそれをやり遂げる能力があることの証明となります。
新たなプロジェクト現場を探すときに、良い条件の現場を探すことができます。
・社員旅行(海外/国内旅行)
年1回の家族同伴社員旅行
費用全額会社負担
社員間交際費同様、社員の交流を深めるための制度です。
また、社員が元気に働くことができるのは家族の支えがあるからです。
夫、妻、子への会社からの感謝の表現として家族同伴で費用全額会社負担としています。
・忘年会(研修会)
一泊二日
社員間交際費同様、社員の交流を深めるための制度です。
・イベント
不定期に行う観劇やスポーツなどのイベント実施です。
社員間交際費同様、社員の交流を深めるための制度です。
・毎月の全体会(懇親会)
第3金曜日 全社員集まった会議を開催し、その後懇親会を行います。
会社の現状を知っていただくと同時に、社員間の交流を深めるために行います。
・永年勤続表彰
5年以上の勤務
長年にわたり会社に貢献してくれた社員へ感謝を表す気持ちとして設置しています。
旅行券を渡し、休暇を取ってリフレッシュしてもらいます。
・インターネット補助費 2,000円/月、携帯電話補助費 2,500円/月を支給
または、Iphone貸与あり。
個人が契約しているものを会社業務で使用する場合に定額を会社から補助します。
2023/01/29
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賃金
今回は「賃金」について書いてみます。
「日本のドラッカー」と言われた経営コンサルタント 一倉定さんが書かれた「マネジメントへの挑戦」という本を読みました。
一倉定さんは、「人は自分のために働いている」ことがわかることが大事といっています。
そこに賃金について書いている部分がありました。
「働いたらそれだけのことがある」という賃金体系を作り、しかも「会社がやっていける」ものを作ることが経営者には必要と書いています。
私もその通りと思い、以前から社員の年収を1,500万円にしたいという目標を持っていました。
改めてどうすれば1,500万円という形を実現するかを考えたとき、ECHでは以下のことができるのではないかと思っています。
・コンサルタントとしての技能を高める
お客様から頂くコンサルタントとしての売上を上げることで社員の賃金を増やすことができます。
ただ、これはなかなかすぐにはできることではなく、また1人1人のスキルに大きく依存し、コンサルタントとしての能力だけで目標を達成できる人が全社員ができるかというと難しい面もあると思っています。
また、個人のスキルに依存するということは、その人が何らかの事情で現場でのコンサルタント業務が十分にできなくなったときにこのやり方では目標を達成できないということがあります。
このような状況の中で私が考えているのは、現場コンサルタントとして働く中で社内の新人を連れて現場へ入り、その新人が1人前に仕事ができるようサポートを行うことで新人が早期にコンサルタントとしての売上を上げていく形です。
その形を実現することで、サポートを行った先輩社員の賃金を上げていきます。
この方法は現在試行しており、成功事例を今後作っていきたいと思っています。
その他の方法としては下記にある方法での目標実現を目指しています。
・教育ビジネスによる売上
教育ビジネスは労働時間に比べて売上額の高いビジネスです。
また、現場コンサルタントのように数年という経験値がなくても講師ができる形をECHでは作り上げています。
このビジネスは、教育ノウハウ・教材開発や人材育成が必要なため参入障壁の高いビジネスであることから競合他社がほとんどいないといった状況もあり、目標達成には有望なビジネスです。
ここでは、先輩が後輩を育てるという循環が必要で、その循環の中で目標達成を目指します。
教育ビジネスでのマネジメントや講師などを行うことで十分な売上を上げることができ、労働時間に比例しない給与体系を作ることができます。
・保守ビジネスによる売上
保守ビジネスは顧客を増やすことで売上を増やすことができます。
ただ顧客が増えると担当する社員も増えていくので目標の達成を保守ビジネスだけで行うのは難しいかもしれません。
私は保守ビジネスを売上安定化の柱、社員育成の場として捉えています。
経済は循環します。概ね3~4年のサイクルで好景気・不景気があるといわれています。
不景気になったときも、過去の会社の貯えとその時の売上確保をすることで社員の給与を下げることなくその不景気を潜り抜けないといけません。
そのために、景気の変動を受けにくい保守ビジネスを収益の柱として立ち上げ目標を維持できる形を作ります。
また、私たちの業界は新人がなかなか仕事で売上を上げにくいところです。
その中で保守ビジネスは自社の中で人の育成・管理ができ、また傍で経験ある先輩がサポートしやすいなど、新人でも売上貢献できる環境作りができます。
保守ビジネスを通して新人が業務経験を積み、少しでも早くコンサルタントになれることも保守ビジネスを行うことのメリットです。
・会社経営担当
会社は1つの船です。
乗組員は自分の担当しているオールを他のメンバと同じ方向を向いて漕がないといけません。
各自が違う方向にオールを漕いだり、自分で勝手に休んだりすると船はうまく進みません。
そのためには、船の先頭に立ち方向を示し掛け声をかける役割を持つ人が必要です。
会社が大きくなってくると、社長一人ではすべての社員へ指示を伝えることが難しくなり、それぞれにグループをつくりそこでリーダとしての役割を持つメンバが必要です。
そのメンバは、グループメンバの力をまとめて1つの力となるように声掛けを行います。
この役割は重要で、ナポレオンの名言に「一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れは、一頭の狼に率いられた羊の群れに敗れる」ということに沿っていると思います。
グループのリーダとして活動し、そのグループメンバが売上を上げることでリーダの給与が目標に達するという形も作りたいと思っています。
社員のみなさんの賃金を上げるためにこれらの策を今後も実行していきます。
過去誰かが行って成功したことであれば真似をすればよいですが、この目標は前例のない目標です。
よって、困難や障害も多く「できるはずがない」という言葉も聞こえてくると思います。
ただ、周りができることを行っても、人より良いものは得られません。
「やるんだ」「やれるんだ」という強い意志を持って進めて行きます。
誰もができないことに私はチャレンジしていきます。
2023/01/18
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私の志
今回は私の志について書いてみます。
私はいま松下幸之助経営塾(PHP研究所)に行っています。
そこでの課題に「志」があり、自分が会社を興した志について考える機会を得ました。
ここに私の志を記します。
私が会社を興した志は「人に幸せな人生を送って欲しい」という思いからです。
なぜその志となったかを記します。
私は中学・高校とあまり勉強はせずに学生時代を過ごしました。
高校は出席日数が足りず、卒業式の後に10日間学校へ出校することでようやく卒業が認められたといった状況でした。
その後、大学を受けましたがどこにも合格はできず浪人時代に入りました。
しかし浪人中も勉強はせず、浪人1年目も大学には受からず、2年目には遊ぶお金が無くなったので仕事をすることにしました。
ただ、勉強をしてこなかった自分に就職できる会社は殆どなく、雇ってくれた会社は危険な、工場の高圧電気配線を撤去する仕事の会社です。
そこでは、毎日地下に潜り1万ボルトの高圧線を1mほどに切りながら地上へ持ち上げる仕事です。
仕事が終わるとお風呂で汚れを流さないと電車に乗れないというほど汚れ、夏はとても暑く、冬はとても寒いという環境で仕事をしました。
また、その職場では数年に1回程度事故も起きます。
高圧線に電気がまだ流れているのに間違って切断してしまい感電死するといった事故です。
そういった環境でも給与は月に10万程度でした。
そういった環境にいる中で自分の中に漠然とした思いがでてきました。
「自分の人生はこの中で終わっていくのか。。。いつか自分も事故にあって死んでしまうのではないか」と。
どうしてこのような環境になったかを思い返したとき、確かな理由は勉強をしなかったからです。
そこで私は3年目に専門学校へ行くことを決めました。
幸い当時の専門学校は試験も緩く入学ができる状況でした。
私は専門学校へ行った2年間はとにかく勉強をしました。
教室の最前列に座り、先生へいつもわからないことをしつこく質問して、先生から「うるさい」といわれるくらいいつも先生を捕まえて質問を繰り返していました。
そういった行動になったのは、あのきつい職場に戻りたくないという思いからです。
2年間専門学校で勉強したおかげで、就職は全国に支店を持つ社員2000名程度のクレジットカードを扱う会社に就職できました。
そこでは、夏は涼しく冬は暖かいビルの7階で仕事をするといったとても快適な環境で仕事ができました。
私は勉強すると人生が変わることをここで体験したので、社会人になってからも夜学などへ通いながら勉強を続けました。
すると、会社は私に色々な研修の受講をさせてくれ、多くの資格も取り、会社でのポジションも上がり給与も上がっていきました。
その後自分で会社を興すことになり、そこまで得た自分の知識を使い今に至っています。
私が会社を興した志は、「勉強をすれば自分の人生はどのようにも変えることができる」ということを1人でも多くの人に知ってもらい、その手助けができればという思いからです。
ECHの企業理念「人を育て社会に貢献する」はこの経験から来ています。
会社で人が育つ仕組みを作り、縁があって入社してくれた社員に多くの勉強をしてもらい、その人生が幸せなものとなるための手助けをしてきたいと思います。
2023/01/12
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2023年 年頭挨拶
みなさん、明けましておめでとうございます。
2023年、新たな年が始まりました。
新型コロナ感染が始まってから4年目となります。
経済停滞が繰り返し話題となる中、昨年から経済復活を目指した活動が始まっています。
その中で、急激な円安による企業業績への影響が起き、円安メリットを受ける製造業がある中、デメリットを受けている食品業などがあります。
どの企業も様々な施策に取り組みながら生き残りを図っている状況です。
その中で昨年のECHは社会情勢の影響はあまり受けずに自社の理念に沿った経営ができた1年でした。
これからの1年についても、社会から必要とされる会社、社員が幸せを感じる会社の実現を目指し企業価値向上に向けて活動していきます。
・社会から必要とされる会社
パナソニックの創業者である松下幸之助さんが提唱したことに「水道哲学」があります。
これは、物つくりをする会社として水道の水のように安価でよい品質の商品を国民が容易に手に入れられるような社会を作るという志でした。
ECHの志は、優れたITスキルを持つ人材の育成ができる会社を作ることです。
人に対して良い教育を行い、そこで育った人が社会に出て会社利益に貢献できるITシステムを作ることです。
私たちの業界は技術者不足が言われ続けてきており、いまだ解決に至る方法を確立している会社がありません。
そこには様々な理由がありますが、教育という短期で成果の出ない目標に対して愚直に続けていくということができないということがあります。
教育ができる人材の不足や、教育する側とされる側に対する教育期間中の収支の問題などです。
ECHは過去10年に渡りこの問題に取り組みながら、保守・教育部といった仕組みを作ることで問題解決となる教育手法を作りました。
今後は自社・他社の技術者育成を行うことで社会から必要とされる会社となり、他社に類を見ない特徴を持った会社として成長・存続していきます。
・社員が幸せを感じる会社
会社の存続は社員の幸せによるものと考えています。
社会から必要とされる会社となっても、そこで働く社員が日々幸せを感じていなければ会社は存続できません。
労働環境の整備や仕事に対するやりがい、仲間とのコミュニケーションなど、社員の毎日が幸せを感じることができる組織を作っていきます。
毎年新たなメンバが増え、そのメンバが成長することで先輩社員の仕事のステージが上がり、同時に収入も増えていく環境作りを行います。
昨年から行っている保守事業・教育事業を更に進めて、社員が育つ会社、社員の個々の生活環境に合わせて柔軟な労働環境に適応できる会社を作っていきます。
2023年はECHにとって飛躍の年と考えています。
他社がまねのできない人が育つ組織を作り上げて、ECHに在籍する社員全員が幸せを感じることができるよう会社経営を行います。
2023年1月
株式会社ECH
代表取締役 廣田正俊
2023/01/07
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