ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

挨拶について

今回は「挨拶」についていつも思っていることを書いてみます。

私は学生時代に会計について勉強し、就職では経理部を希望して入社しました。

その会社は社員数が2,000人程度の会社で全国に支店を持つクレジットカードを扱う会社です。

所属した部署が本社経理部ということもあり、毎日同じ本社内の人と仕事をします。

1年間ずっと同じ人と仕事をするということは、スムーズなコミュニケーションができないと自分の仕事を円滑に進めることができないため、他者とのかかわり・会話には気を付けながら仕事をしました。

ただ、自分が何か用事がある時だけ声をかけても、相手が親身になって応じてくれるかというとそれはなかなか相手も仕事が忙しい中それほど簡単には時間をとってくれません。

そこでどうすれば相手が自分に対しての時間をとってくれるかを考えたとき、やはり普段その人との会話があるかどうかということになります。

しかし、それほど共通の話題が誰に対してもあるわけではなく、なかなか相手と会話をするというチャンスは頻繁にはありませんでした。

そこでどうすればお互いの距離を縮めることができるかを考えたとき、朝会社へ出社したときの「おはようございます」や、会社から帰る時の「失礼します」は、相手と会話できるチャンスということに気づきました。

それからは、できるだけ多くの人と朝と帰りの挨拶を行い、その結果と思っていますが、何か困ったことが起こったときなどに人とそれほど距離感なく話ができたという経験があります。

また、私は一度転職をし、専門学校で会計とコンピュータの先生をやっていた時期があります。

学校では担任を持ち、毎年40名ほどの学生を迎えました。

学生をうまく指導するためにはここでもやはり円滑なコミュニケーションが求められました。

学生が朝学校へ出てこない時に、自宅へ電話をして学校へ出てくるように言ったり、宿題の提出をなかなかしない学生へ毎回宿題の提出をさせるという指導をする時に、私が言うことを素直に学生に受け入れてもらうためには何が必要かを考えたとき、やはり普段からの会話の頻度でした。

普段から会話をあまりしていない学生へ突然指導をしても、相手は壁を作り話を聞こうとしてくれません。

そこでも挨拶がお互いの距離を縮めるための方法としてとても役立つものでした。

ちょっとした声掛けの「おはよう」や「失礼します」を言うと言わないの違いを私は会社や学校という組織でとても感じました。

朝何も言わずに机に座り仕事を始める人には「話しづらい人だな」という印象を持ち、朝来たときに「おはよう」という声が聞こえる人は「話しやすい人だな」という印象を持ちます。

挨拶というほんの少しの動作ですが、人と人とのコミュニケーションにはとても大きな役割を持つものです。

ECHでは、この挨拶は大事にしていきたいと思っています。

「笑顔で挨拶ができる」ということはとても素晴らしい能力です。

相手の事を気遣い、相手が楽しい気分になれる自分の行動、全社員がこの気遣いをできる会社にECHをしたいと思っています。

2021/01/27

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