ECH代表 廣田正俊のコラム

Hirota column

会社の方向性や今現在の様子など
ECH 代表 廣田正俊の考え方とともに記しています。

会社が進むべき方向

今回は、私たちの会社が進むべき方向について書いてみます。

私たちはITコンサルティングを行う会社で働いています。

私たちはこの業界で、お客様へ使いやすく役に立つコンピュータシステムを提供できないといけません。

何度かこのブログで書きましたが、社会から必要とされない会社は淘汰されます。

私たちが社会から必要とされるためには他社に無い優れたサービスを持たなくてはいけません。

他社と同じ様なサービスが提供できるだけでは、お客様にとってECHである必要が無いためです。

私たちの業界にいる同業の会社には、資金力があり社員数も多く、中にはグローバルでアメリカ、ヨーロッパなどでも仕事をするような会社があります。

そういった会社と同じ土俵で仕事をしているのが私たちの会社です。

お客様から必要とされるためにはまずは2つの重要なポイントがあります。

それは、コミュニケーション能力と技術力です。

お客様に寄り添い、お客様がいま何を必要としているかを正しく理解し、お客様の目線で分かりやすく語り掛け、私たちにできることを精一杯行う、日々の仕事の細部に渡り、いつもこのことを忘れずに行動することが必要です。

そして、日々のスキルアップにも貪欲に、ERPが持つ機能を細部に分かり理解し、その1つの機能と実際の業務との関係性をしっかりと理解することでERPが持つ優れた機能をお客様に提供できます。

私たちの仕事は、お客様から信頼されることで成り立ちます。

1つの言葉、行動に十分な気持ちを込めて、お客様に役立つサービスの提供を行わなくてはいけません。

毎日朝起きたときに、昨日の自分が行った事を振り返り、満足できる仕事ができたかを確認する、私は毎日このことを繰り返し、お客様から必要とされるコンサルタントとした行動ができているか振り返っています。

2024/09/11

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眠れない時にやること

普段の私たちの生活の中で睡眠はとても大事な活動です。

日々仕事をしている中でストレスを感じたり、体に不調を感じているときなどは眠れなかったり、眠りについても夜中に目が覚めたりします。

私が愛読している雑誌PHPに、夜眠れない時はどのようにすれば良いかという記事があったので紹介します。

1,ベットから出る

 以前は、寝付けなくても横になることが推奨されていました。

 でも無理に横になっていると、思考が巡り始めて脳が興奮し、ますます眠れなくなる悪循環に。

 30分たっても寝つけなかったら、ベットから出て過ごしましょう。

2,単調な作業をする

 テレビを見る、ゲームをするのはやめましょう。

 光の刺激で脳が覚醒します。

 なるべく頭を使わない単調な動きで脳はリラックスし、しだいに眠くなります。

 作業に夢中になりすぎず、眠い感覚が消える前にベットに戻るのがポイントです。

3,絶対に時計を見ない

 時計を見ると、「2時間たったのにまだ眠くない」「起床まであと4時間しかない」など、無意識のうちに計算して、眠れない時間が長いほど、焦って寝つけなくなります。

 気になっても、時計を見るのはやめましょう。

あと、絵本を読むのを良いです。

イギリスの研究では、「6分の読書」が散歩やコーヒー、ゲームや音楽鑑賞よりもストレス解消効果が高かったといわれています。

小学年低学年向けの絵本を読むこと。

難しい漢字がなく、10分弱で読み切れて、ストーリーもおだやかなものがほとんど。

童心にかえり、温かい気持ちが安眠へと導いてくれます。

2024/09/06

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α(アルファ)波のリラックス効果とは

α波が脳に良い影響を与えることは広く知られており、最近その記事を読みましたので、日常生活でうまくα波を引き出す生活スタイルを紹介します。

α波が出ている状態の脳には、「脳の快楽物質」と呼ばれるベータエンドルフィンというホルモンが分泌されており、心身のストレス軽減に重要な役割を果たしてくれます。

α波による良い効果は複数あります。

・脳と体を休めリラックスする効果

・ストレスを沈める効果

・脳の活性化を促して体の免疫力を高め、病気を予防する効果

このようにα波が多く出る状態に誘導しその状態を維持すると、心身ともに良い効果が得られます。

α波にはストレスを沈める効果があるので、ストレスが原因と考えられている病気の、ガンや高血圧、心筋梗塞、うつ病や更年期障害、不眠症や肩こり腰痛などに良い効果が期待できます。

また、ストレスが解消されリラックスした状態だと血行が良くなり、疲労回復や快眠、整腸の効果があり、細胞活性化による老化防止や、集中しやすくなり記憶力・想像力アップの効果も得られます。

日常生活でうまくα波を引き出してリラックスするための方法を紹介します。

・音楽や自然界の音

 川のせせらぎや鳥の鳴き声、波などの自然の音には「1/fゆらぎ」という一定の周波数が含まれており、1/fゆらぎが含まれる音には、自然と脳をα波に導く働きがあります。

・モーツァルトの音楽

 モーツァルトの音楽にも1/fゆらぎが含まれているといわれています。

 その他、自分が聞いていて心地良いと感じる音楽に触れるだけでもα波が出ることがあります。

・その他

 月明かり、太陽の光、季節の花や青空、アロマテラピー、瞑想などもα波を引き出してくれます。

α波は心身ともに安らいだ状態の時に引き出される脳波です。

リラックス効果だけでなく、ストレスを沈めたり脳を活性化したりして免疫力を高める力もあります。

日々の生活の中でα波をうまく利用して、心身ともに健康的な生活を送りましょう。

2024/09/01

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わが社の職場風土の現状と課題

今回は私が参加している経営者研修で発表した「わが社の職場風土の現状と課題」を転載します。

わが社の職場風土の現状と課題は、企業理念に沿って行動するための下記5か条がいまどのようになっているかを記すことで明らかになります。

わが社の企業理念:人を育て社会に貢献する

理念を支える企業文化

1,社員一人一人が成長を目指す。

2,社員同士がお互いの成長のために協力し教えあう。

3,利他の気持ちを持ち互いに助け合う。

4,努力を惜しまず自己の成長を目指す。

5,自分の持つ知識を全て出し切って最善のシステムをお客様へ提供する。

1,社員一人一人が成長を目指す。

 私たちは人の成長を信じて、人はそれぞれ得意・不得意がある中で得意分野を見つけ、その成長を手助けします。

 社内に人が育つための仕組みを作り、日々社員自身で改善を重ね、それぞれの個性に合った成長プログラムを作り実践しています。

 人はそれぞれ個性があり、その個性に合う育成プログラムは日々改善が必要です。

その改善に社内の知見を集め、改善活動に終わりはありません。

2,社員同士がお互いの成長のために協力し教えあう。

 自分一人でできることは限られています。

 私たちは幼少期から、人に教えてもらい、本を読み、多くの人の力を借りて今に至っています。

 人から学ぶことに素直になり、互いが助け合う職場風土の醸成を日々声にして伝えあっています。

 学ぶことによる成長の楽しさ、教えることによる人への貢献達成感、この意識を持ち続けることができるよう社内の雰囲気づくりを進めています。

3,利他の気持ちを持ち互いに助け合う。

 多くの経験、知識を得ることで豊かな人生を送ることができます。

 何かを得たいと思った時に、自分から取りに行こうとすると多くの労力を必要とします。

 時間を使い経験する、多くの文章を見て知識を得るなど、人が持つ1日24時間という制約がある中、自分一人で全てを得ていくには時間が足りません。

 自分が持つものを人へ提供し、自分が知らないことを相手から教えてもらう、この循環が自分の人生を豊かにしてくれます。

4,努力を惜しまず自己の成長を目指す。

 人生90年=788,400時間、お金や物は、自分の努力次第で今の状態を保つことができます。

 時間は、毎日24時間必ず減っていきます。

 昨日の自分より今日の自分が成長していると感じることができるよう、社内で自己目標を立てて行動することを進めています。

 今の行動が自分の成長につながっていると感じることができるよう、社内でフィードバックができる仕組みを作っていきます。

5,自分の持つ知識を全て出し切って最善のシステムをお客様へ提供する。

 私たちが会社という組織に属して、日々仕事を続けていく為には、社会から必要とされることをしていないといけません。

 社会から必要とされることで会社は存続できます。

 私たちは自分の知識を増やして、その得た知識をお客様へ提供することで必要とされる会社・人になれます。

 お客様の為にどうすれば貢献できるか、知識をつけて、お客様がいま何を必要としているかを正確に掴み、「あなたが必要です」といわれる仕事をしたいと思います。

2024/08/26

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人望が集まる人の考え方

先日レス・ギブリン氏が執筆した「人望が集まる人の考え方」という本を読みました。

その中に、下記のような自己チェックシートがあったので紹介します。

1.自分の求めるものを与えてもらう前に、相手の求めるものを与えているか?

☐ はい ☐ いいえ

2.相手が完璧でなくても受け入れているか?

☐ はい ☐ いいえ

3.相手をけなして自分の自尊心を満たそうとしないように気をつけているか?

☐ はい ☐ いいえ

4.相手に純粋な関心を寄せているか?

☐ はい ☐ いいえ

1.自分の求めるものを与えてもらう前に、相手の求めるものを与えているか?

これは、人の心理に応じたことで、人は誰かから何かをしてもらうとお返しをしなくてはという意識が働きます。

普段の自分の行動に、相手に対する貢献という気持ちを持って行動すると、自然と周りの人は自分の為に色々な事をしてくれるようになります。

昔からの格言に、「周りは自分の鏡」というものがあります。

周りに対して与えるという行動をしていると、周りの人は自分に与えるという行動をしてくれます。

逆に周りに与えないという行動をすると、周りの人は自分に与えないという行動をするようになります。

2.相手が完璧でなくても受け入れているか?

全てにおいて完璧という人はいません。

何かが劣っていても、必ず何かに優れている点があります。

例えば、単純な事でも根気よく続けることができるや、周りへの気遣いが良くできるなどです。

「何ができない」ではなく、「何ができる」という視点で相手を見ることで、自分を助けてくれる人が増えてきます。

3.相手をけなして自分の自尊心を満たそうとしないように気をつけているか?

人の間違いに気づいたとき、その人のためにアドバイスをしてあげるという姿勢でのぞむのか、または自分が間違いに気づいたことを相手へ伝えて、自分の自尊心を満たそうとするのかで相手の受け取り方は大きく違ってきます。

自分に自信がないと、相手からバカにされたくないや、自分の方が上であるという意識にこだわりを持ち、そこから相手の間違いを指摘して自己承認欲求の満足度を高めようとします。

このような行動になっていないか、いつもセルフチェックする必要があります。

4.相手に純粋な関心を寄せているか?

相手が行動した背景に関心を持って接しているかが大事です。

自分が色眼鏡で相手を見ていないか、また人から聞いたことをそのままうのみにして相手と接していないか、まずは自分から相手の事を純粋な気持ちで見て、相手の行動の背景を理解することが必要です。

すなおな気持ちで相手を見ることです。

社会人として年月が経つと、後輩が増えてきます。

後輩にとって良い先輩となるために、これらの事に気をつけていきたいと思います。

2024/08/08

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気遣い

今回は「気遣い」について書いてみます。

先日地下鉄に乗っていたら、前の座席に座っている女性が、履いているスリッパを抜いて素足を足を組んだ形で前へ出していました。

地下鉄で履いているものを脱ぐことに社会で決まったルールはありません。

また、他者の身体を傷つけるといったことでもありません。

この行為はどう受け取られるでしょう。

このような事は社会生活を営んでいるとよくあります。

地下鉄や駅構内で床に座り込んで携帯電話を見ている人。

狭い歩道の幅いっぱいに広がっておしゃべりに夢中になって歩いている人。

ゴミ箱がいっぱいになっているところに更に上からごみを入れる人。

逆に、エレベーターで降りるときに、閉まるボタンをそっと押しながら降りる人。

居酒屋で、散らばってしまった履物をそろえている人。

床にゴミがあると、通りすがりに拾う人。

銀行のATMで自分の操作が終わった後、後ろに並んでいる人へちょっと頭を下げる人。

この人たちは皆自分の習慣で特に何かを意識すること無く行っている行動だと思います。

この違いに内在されていることは何でしょう。

他者への気遣いです。

他者にも気持ちよく過ごしてもらいたいという気持ちが、普段の行動に出てきます。

人から気遣いされることの心地よさが分かっている人だからだと思います。

さりげない気遣い、この行為は「仕事ができる」や「学歴が高い」といったこととは異なる、人としてのすばらしさです。

周りの人が心地よい、幸せな気分になってもらうことで、自分の幸せを感じる人です。

私たちの会社も、互いが幸せな気持ちで社会生活が送れるよう普段から他者への気遣いを忘れずにいたいと思います。

2024/08/02

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マシュマロチャレンジ

今回はマシュマロチャレンジについて書いてみます。

マシュマロチャレンジとは、それぞれがチームに分かれて競い合うゲームです。

各チームには、スパゲッティの乾麺20本と90センチのひも、粘着テープ、マシュマロが1つ配られます。

そして18分間で、頂上にマシュマロを乗せた塔をできるだけ高く作り上げます。

このゲームはリーダーシップ開発のワークショップに有用なものとして使われています。

このゲームを、MBA学生、弁護士、幼稚園児などで競った結果、MBA学生より幼稚園児の方が高い塔を作ったという結果が出ました。

その理由を見てみましょう。

部屋に集まったMBA学生たちは、まず最初の数分間でチーム内での支配権を得ようとします。

やがて誰かがリーダーとなり、次の数分間は作戦会議に当てます。

そして残り時間が8分をきる頃、塔の作成が始まります。

残り1分というところで、きれいに建てられた塔の頂上に誰かがマシュマロを置き……そして崩れてしまいます。

学生たちは未経験な事に出会った時に、今までの学んだことからチームを築きやり方の検討を始めます。

そして、やり始めたときにはトライアンドエラーを行う時間が無くなります。

MBAの学生たちがぱっとしない一方、幼稚園児たちの成績はそれ以上です。

子どもたちは躊躇せず、ただ試しています。

何かうまくいかなければ、また別のことを試します。

チームが混乱状態に陥ることも時にはありますが、トライアンドエラーから子どもたちの成果には目を見張るものがあります。

このデータから得られる教訓は何でしょう。

私たちは皆、創造性と好奇心を生まれつき持ち合わせています。

しかし多くは、学校教育を受けるにしたがって、または会社組織で上へと進む過程で、規則的にそれらを忘れていく――こう結論づけざるをえない結果です。

これらの事実が示唆することは何か。

生まれつきの創造性や好奇心は忘れてはいけない大事なものであるということです。

自分の中にいる幼稚園児を呼び覚ますには、禅の達人が言うところの「初心」に帰るという方法があります。

つまり、自分が答えを知らず、答えを見つけるスキルも持っていない状況に身を置きます。

仕事であれば、新たな仕事にチャレンジするなどです。

色々な場面で直面する困難や不確実性は、今後減るどころかますます多くなると思います。

それに備える最善の方法は、普段から新しく混沌としたことに身を投じ、挑戦に結びつく機会を逃さないことです。

そうすれば結果がどうであれ、幼稚園児より高いマシュマロの塔を建てる助けにはなるでしょう。

2024/07/30

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素直に生きる

今回は松下幸之助さんが書かれた「道をひらく」にあった「素直に生きる」を紹介します。

素直さは

人を強く正しく聡明にする。

逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。

おたがいに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。

(松下幸之助著『道をひらく』より)

松下幸之助さんは、人が成長するには素直さが必要であると言っています。

人から何か教えていただいたり、指摘などをされたときに、言い訳などをするのではなく、まずは自分の中に受け入れてしっかりとそのことを考えることが必要と言われています。

人はそれぞれ自分が正しいと思い普段の行動をしています。

私達は一人では生きていくことはできず、必ず人との関係性の中で生活をしています。

それぞれ育ってきた環境が異なる中で、お互いのあたりまえと思っていることが異なることがあります。

その時に、人からのアドバイスを自分の方が正しいと思い聞き入れないというのは自分の成長にとってもったいない事です。

まずは人からのアドバイスはそのまま受け入れて、その中で自分にとってどのようにそのアドバイスが活かせるかを考えていくことが必要です。

自分の考えとは異なる考えが聞けるという事は自分を成長させるチャンスです。

人からのアドバイスは、感謝の気持ちを持って受け入れることができるよう、人としての器を大きく持っておきたいです。

2024/07/21

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長生き呼吸法

雑誌PHPの8月号に「長生き呼吸法」の記事が載っていましたので紹介します。

長生き呼吸法は、呼吸で自律神経を整えると同時に腸をマッサージする一石二鳥の呼吸法です。

1日1回、1分間行うことで効果があるそうです。

1,姿勢を整える

 脚を肩幅に開き、肩の力を抜いて真っすぐに立つ。

 肋骨(ろっこつ)の下あたりをつかむように両手をお腹の横に置く。

2,6秒吐く

 状態をまっすぐ前に倒しながら、ゆっくり口から息を吐く。

 息を吐きながら、両手で脇腹の肉をおへそにグーッと集めるようにして、腸に刺激を与える。

3,3秒吸う

 背中を反らしながら、ゆっくり鼻から息を吸う。息を吸い込みながら、脇腹にあてた両手は「2」の状態からゆっくりゆるめていく。

その時のポイントです。

・「吸う」より「吐く」時間を長くする。

・意識的にしっかり呼吸する。

効果は、自律神経のバランスが整って血流がよくなり、腸の動きが活発になると、相乗効果でさまざまな不調が改善されます。

・肩こり

 血中の老廃物が流され、肩こりの症状が軽減されます。

・生活習慣病

 高血圧や糖尿病などの生活習慣病の改善につながります。

・うつ

 自律神経を整えて腸内環境を良好に保つことで、うつ病を改善する効果が期待できます。

・腰痛

 体幹が安定するので、腰にかかっていた負担が軽減されます。

・冷え性、むくみ

 体内で作られた熱が末梢の血管まで届き、血液が余分な水分や老廃物を回収するのでむくみも解消。

・肥満

 酸素を効率的に取り込んでカロリーの燃焼を促進。ダイエット効果が期待できます。

2024/07/12

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業界を変える思い

今回は私が会社の理念に上げている「人を育て社会に貢献する」が今の自社の業務にどの様につながるかを書いてみます。

私たちのいるSAP ERP業界は少し変わった業界です。

仕事をするために必要な知識はかなり多いのですが、書店に行っても技術図書は無く、インターネット上にもなかなか技術情報がありません。

その結果、実業務に沿って体系立てた教育教材が無いため、なかなか技術者が育たない業界です。

現状の技術者が育つ道筋は、少しの技術教育を受けた後、開発者としての業務に就きそのまま長期に渡り同じ仕事を続けていきます。

その期間で業務コンサルタントになるためのチャンスや道筋が見つかるかというとなかなか難しい状況の中、運良くチャンスに恵まれた一部の人が、独力で知識を身につけて業務コンサルタントになっているという状況です。

大手企業で業務コンサルタントとして仕事をしていても、やはりOJTがメインとなり体系立てた知識を身につけるのが難しい状況です。

こういったことから、私たちがいる業界は使える知識を持った業務コンサルタントが少なく、多くのシステム導入プロジェクトでトラブルが起こっています。

これらは参加している業務コンサルタントの知識不足から来ていることも多く、またお客様側、導入する業務コンサルタント側が共にERP導入におけるプロジェクト実施の知識・経験が無いことも大きく影響しています。

私が以前仕事として行っていたネットワークエンジニアや学校の教師と言う職業は、どれも仕事に入った段階で「分からない」と言うことは無くて当たり前の世界でした。

ネットワークで分からないことがあると通信自体が動かず業務が全て停止したり、教師として教えていることに分からないことがあると、受講している側からクレームがきます。

そういったシビアで厳しい世界であるからこそ、事前の知識習得はかなり深くまで行いました。

「分からない」ということは許されない世界でした。

私がSAP ERP業界に入ってすぐに感じたことは「分からない」が許される特異な業界であるという驚きでした。

その環境の中で、お客様も業務コンサルタントも共に苦労しながらシステム導入を行っています。

私はこの状況を変えたい、変えることができると確信し今の会社を興しました。

しっかりとした教育を行い、SAP ERP業界で働く業務コンサルタントのスキルレベルの向上を図ることが目的です。

「人を育て社会に貢献する」という理念は、私たちがいる業界でしっかりとした業務コンサルタントを育て、トラブルのない、お客様にとって真に役立つ業務システムを構築することを表しています。

日々の業務にあたるときはこの理念に使命感を持ち進んでいきます。

必ずこの業界で働く人のスキルレベルを上げ、お客様にとって役立つERRシステムを構築します。

2024/07/04

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